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ごみの減量化・再資源化(リサイクル)の推進について

公開日 2023年06月23日

更新日 2024年05月24日

はじめよう!燃やせるごみ減量生活 ~ 燃やせるごみ減量への2つのポイント ちきゅうくん(小)

 ごみを減らすことは限りある資源の有効活用など循環型社会の構築のためには不可欠な取り組みであるだけでなく,ごみを処理する工程でも二酸化炭素などの温室効果ガスが発生することから,ごみの減量化や再資源化は2050年までに温室効果ガスの排出量をゼロにするゼロカーボンシティ実現への重要な取り組みの一つでもあります。

 燃やせるごみを減らすためには,大きく分けて2つのポイントがあります。


(1)ごみの発生を「減らす」~環境への負担を減らそう

【ごみの発生源を減らそう】

・必要なものだけ購入するようにしましょう。衝動買いを防ぐため,買い物メモを持っていくことも有効です。

・使い捨て商品はなるべく購入・使用せず,繰り返し使えるものを使用しましょう。

・量り売りや簡易包装,詰め替え可能な商品を選びましょう。

【生ごみを減らそう】

・生ごみは80%が水分といわれています。しっかり水気を切ってから出しましょう。

 生ごみ水切りについてのパンフレット(2MB)(PDF)

・生ごみの水分を除くためには,乾燥型の電動生ごみ処理機も有効です。

・家庭からでる生ごみを資源として有効に活用するため,コンポストなどを活用して堆肥を作ることもできます。
  (「ダンボールコンポスト」や「バッグ型コンポスト」など,屋内で使用可能なものもあります。)

 ▷生ごみの減量や堆肥づくりに取り組んでみませんか?

 ▷ダンボールコンポスト・メイト募集

【食品ロスを減らそう】

・食材の買いすぎ,料理の作りすぎに注意しましょう。
 (食べきれる分だけ作り,食べきりましょう。)

 ▷食品ロスを減らしましょう

 ▷てまえどり運動について

・外食時も食べられる量を注文し,食べ残しはしないようにしましょう。食べ残した場合はお店の了解を得て持ち帰ることも検討してみましょう。

 ▷残さず食べよう!30・10運動

 ▷「食品ロスゼロ推進店」について

・野菜の皮や芯なども,工夫次第で美味しく食べられます。食材は上手に使ってエコクッキング! 

・食べきれなかった未開封食品は,フードバンク等へ寄付し活用してもらいましょう。

 ▷フードドライブについて

 

(2)ごみとせずに「リサイクル」~何でも燃やせるごみに出していませんか?

【古着】

・古着は民間のリサイクルショップで買い取ってもらえる場合があるほか,古着回収ボックスに持ち込むことで無料で回収され,回収物はリユース・リサイクルされます。

 ▷古着のリユース・リサイクル

【古紙】

・ダンボールや新聞,紙パックといったような種類ごとに分けて地域の集団資源回収や民間の回収拠点へ出すことで,資源としてリサイクルされます。

・ティッシュの空き箱やトイレットペーパーの芯なども,「雑がみ」として回収が可能です。集められた雑がみも資源として活用されます!

 ▷集団資源回収について

【プラスチック類】

・プラスチック製の容器や包装は燃やせるごみではなく,軽くすすいで汚れを落とし,「プラスチック容器包装」の収集日に排出しましょう。

 ▷プラスチック容器包装(無料)の分け方・出し方

 ▷【プラスチック容器包装】出し方の注意点

・ペットボトルも内側をすすぎ,「缶・びん・ペットボトル」の収集日に排出しましょう。

 ▷缶・びん・ペットボトル(無料)の分け方・出し方

・使い終わったボールペンやマーカーなど,プラスチック製の筆記具は,回収ボックスを利用することで資源としてリサイクルされます。

 ▷使用済みプラスチック製筆記具等のボックス回収

☆各種資源物の市内回収拠点,実施事業者についてはこちらから☆

 ▷函館市内の各種資源物のリユース・リサイクル実施箇所について

 ▷古紙類等の資源物の無料回収または買取を実施している事業者を紹介します!

 

(3)ごみの減量化・再資源化に向けたプラスアルファの取り組み

 この他にも函館市ではごみの減量化に向け,燃やせるごみに限らず様々な取り組みが行われています。詳しくは下記のリンクからご覧ください。

① 事業系古紙類の再資源化

 ◇事業系古紙の無料回収

  ・事業系古紙のリサイクルにご協力を!

② プラスチックごみの削減

 ◇レジ袋等の使い捨てプラスチックの削減

  ・プラスチックごみをなくしましょう

 ◇プラスチックごみ削減イベント(ビーチコーミング)の開催

③ 缶・びん・ペットボトルのごみ減量化・再資源化

 ◇リターナブルびん(一升瓶など)の集団資源回収

  ・集団資源回収とは?

 ◇マイボトルの推奨

  ・マイボトルエコアクション(北海道SDGsプラットフォーム/外部リンク)

④ その他のリサイクル

 ◇小型家電,乾電池,蛍光管等の拠点回収

  ・使用済小型家電のボックス回収を行っています

  ・乾電池はお近くの使用済み乾電池回収箱へ(乾電池の処理について)

  ・蛍光管等の拠点回収を行っています

 ◇再生自転車・家具の販売

  ・リサイクルセンターの利用について

 ◇函館市ごみ減量・再資源化優良店等認定制度

⑤ 啓発事業

 ◇環境パネル展/3R推進パネル展の開催

 ◇はこだて・エコフェスタの開催

 ◇ごみゼロの日キャンペーンの開催

 ◇環境教育推進事業

  ・環境教育副読本の作成・配信

  ・スクールエコニュースの募集

  ・こどもエコクラブ活動の支援

 ◇市役所出前講座の実施

 ◇ごみ分別アプリ「さんあ~る」による情報発信

 ◇環境部ニュースによる情報発信

 

そもそも,なぜごみの減量やリサイクルが必要なのでしょうか  

 ごみの減量やリサイクルは,循環型社会の実現やSDGsへの取り組みなどと関連して,新聞などでも近年盛んに取り上げられており,函館市でも市民の皆様に協力をお願いしておりますが,その必要性や理由等について,改めて説明します。

 

(1)貴重な資源を無駄にしないため

 私たちが普段ごみとして出している製品も,もともとは天然の資源を使ってつくられたもので,つくられた場所から石油などの多くのエネルギーを使って運ばれて,私たちの手元に届いています。

 また,日本は決して地下資源に恵まれた国ではないことから,多くの資源を輸入に頼っています。

 そして,紙などのバイオマス(再生可能な,生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの)についても,自然の再生能力を超えた消費を行うと,森林の破壊などを引き起こしてしまいます。

 こうしたことから,できる限りごみを減らし,リサイクルできるものは再資源化することで,貴重な資源を有効に活用することができます。

(2)適正なごみ処理を持続的に実施するため

 各家庭から排出されたごみは,収集運搬後,焼却や再資源化に向けた中間処理などを行い,最終的に埋め立てや再資源化されますが,こうした処理を実施するために函館市では毎年多額の費用がかかっています。このうち指定ごみ袋などによる処理手数料や,リサイクル資源(ペットボトルなど)の売却による収入ではその一部にしかならず,不足分は税金により処理を行っています。

 ごみの減量やリサイクルの促進によって,皆が負担する費用が軽減され,収集運搬,中間処理,最終処分といった適切な処理を持続的に実施することができます。

(3)私たちの住む環境を守るため

 ごみを減らすことは,私たちが住む地域の環境を守り,改善していくことにもつながります。 

 まず,私たちが出すごみの多くを占める燃やせるごみ(令和4年度の家庭系ごみでは約7割)を燃やすと,地球温暖化の原因となる二酸化炭素などの温室効果ガスが発生します。つまり,ごみを減らすことで発生する温室効果ガスを減らすことができ,地球温暖化や気候変動の防止に役立ちます。

 また,製品によっては天然資源を使うよりもリサイクル原料を使った方が製造に要する資源やエネルギーを節約することができ,資源の有効活用や森林などの環境保全につながります。

 そして,近年深刻化している海洋プラスチックごみ問題についても,原因となっているプラスチックごみそのものの発生量を減らすことは,問題解決へとつながる大切な取り組みです。

 

函館市のごみの排出状況

 それでは函館市のごみ排出状況はどのようになっているのでしょうか。

 

R5ごみ排出量推移グラフ

 

 「ごみ排出量推移グラフ」のとおり,函館市では平成14年度から「家庭ごみ処理の有料化」および「プラスチック容器包装」の分別収集などの施策を実施したほか,人口減少の影響もあり,ごみの排出量は減少傾向にありますが,一人一人が出すごみの量(原単位)は近年あまり変化がないことがわかります。

 ※「函館市のごみの排出状況」について,くわしくはこちらをご覧ください。

 

 

R4家庭系グラフ

 

R4事業系グラフ

 

☆上記グラフのPDFファイルはこちらから

R4家庭系ごみの種類別割合(83KB)   R4事業系ごみの種類別割合(80KB)

 

 次に排出されたごみの内訳を見てみると,家庭系,事業系ともに燃やせるごみの割合が高いことがわかります。

 家庭系の燃やせるごみの中には,プラスチック容器包装や古紙などの,正しく分別することでリサイクル可能な資源が重量比で13.6%も含まれています(令和4年度家庭系可燃ごみ組成分析調査より)。

 また,同時に実施した食品ロス実態調査から,燃やせるごみに占める食品ロス(直接廃棄,食べ残し)の割合は重量比で9.6%となっていることから,まだまだごみの減量やリサイクルを進めることができる余地があると考えられます。

 こうしたことから,函館市ではごみの減量やリサイクルを促進するため,さまざまな取り組みを行っておりますので,ぜひご協力をお願いいたします。

 


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お問い合わせ

環境部 環境推進課 ごみ減量・美化啓発担当
TEL:0138-85-8238
FAX:0138-85-8279