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ごみの減量化・再資源化(リサイクル)の推進について

公開日 2023年06月23日

更新日 2025年05月30日

はじめよう!燃やせるごみ減量生活 ~ 燃やせるごみ減量への2つのポイント ちきゅうくん(小)

 ごみを減らすことは限りある資源の有効活用など循環型社会の構築のためには不可欠な取り組みであるだけでなく,ごみを処理する工程でも二酸化炭素などの温室効果ガスが発生することから,ごみの減量化や再資源化は2050年までに温室効果ガスの排出量をゼロにするゼロカーボンシティ実現への重要な取り組みの一つでもあります。

 また,現在,日乃出清掃工場は焼却炉の更新工事を行っており,令和11年3月に竣工予定です。更新工事期間中は,3つある焼却炉のうち1つの焼却炉のみで焼却処理を行わなければならず,全ての焼却炉を停止する期間もあります。

 このことから,より一層の燃やせるごみの減量とリサイクルへの取り組みが必要です。

 燃やせるごみを減らすためには,大きく分けて〈2つのポイント〉があります。


〈ポイント1〉 ごみの発生を「減らす」~環境への負担を減らそう

ごみの発生源を減らそう

  • 必要なものだけ購入するようにしましょう。衝動買いを防ぐため,買い物メモを持っていくことも有効です。
  • 使い捨て商品はなるべく購入・使用せず,繰り返し使えるものを使用しましょう。
  • 量り売りや簡易包装,詰め替え可能な商品を選びましょう。

生ごみを減らそう

生ごみは80%が水分といわれています。しっかり水気を切ってから出しましょう。

 生ごみ水切りについてのパンフレット[PDF:512KB]

食品ロスを減らそう

 

〈ポイント2〉ごみとせずに「リサイクル」~何でも燃やせるごみに出していませんか?

古着

  • 古着は民間のリサイクルショップで買い取ってもらえる場合があるほか,古着回収ボックスに持ち込むことで無料で回収され,回収物はリユース・リサイクルされます。

古紙

  • ダンボールや新聞,紙パックといったような種類ごとに分けて地域の集団資源回収や民間の回収拠点へ出すことで,資源としてリサイクルされます。
  • ティッシュの空き箱やトイレットペーパーの芯なども,「雑がみ」として回収が可能です。集められた雑がみも資源として活用されます!

プラスチック類

 

〈プラスアルファ〉ごみの減量化・再資源化に向けたさまざまな取り組み

 この他にも函館市ではごみの減量化に向け,燃やせるごみに限らずさまざまな取り組みが行われています。くわしくは下記のリンクからご覧ください。

事業系古紙類の再資源化

プラスチックごみの削減

缶・びん・ペットボトルのごみ減量化・再資源化

その他のリサイクル

啓発事業

 

そもそも,なぜごみの減量やリサイクルが必要なのでしょうか

 ごみの減量やリサイクルは,循環型社会の実現やSDGsへの取り組みなどと関連して,新聞などでも近年盛んに取り上げられており,函館市でも市民の皆様にご協力をお願いしておりますが,その必要性や理由等について,改めて説明します。

 

(1)貴重な資源を無駄にしないため

 私たちが普段ごみとして出している製品も,もともとは天然の資源を使ってつくられたもので,つくられた場所から石油などの多くのエネルギーを使って運ばれて,私たちの手元に届いています。

 また,日本は決して地下資源に恵まれた国ではないことから,多くの資源を輸入に頼っています。

 そして,紙などのバイオマス(再生可能な,生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの)についても,自然の再生能力を超えた消費を行うと,森林の破壊などを引き起こしてしまいます。

 こうしたことから,できる限りごみを減らし,リサイクルできるものは再資源化することで,貴重な資源を有効に活用することができます。

(2)適正なごみ処理を持続的に実施するため

 各家庭から排出されたごみは,収集運搬後,焼却や再資源化に向けた中間処理などを行い,最終的に埋め立てや再資源化されますが,こうした処理を実施するために函館市では毎年多額の費用をかけています。このうち指定ごみ袋などによる処理手数料や,リサイクル資源(ペットボトルなど)の売却による収入ではその一部にしかならず,不足分は税金により処理を行っています。

 ごみの減量やリサイクルの促進によって,皆が負担する費用が軽減され,収集運搬,中間処理,最終処分といった適切な処理を持続的に実施することができます。

(3)私たちの住む環境を守るため

 ごみを減らすことは,私たちが住む地域の環境を守り,改善していくことにもつながります。 

 まず,私たちが出すごみの多くを占める燃やせるごみ(令和6年度の家庭系ごみでは約7割)を燃やすと,地球温暖化の原因となる二酸化炭素などの温室効果ガスが発生します。つまり,ごみを減らすことで温室効果ガスの発生を減らすことができ,地球温暖化や気候変動の防止に役立ちます。

 また,製品によっては天然資源を使うよりもリサイクル原料を使った方が製造に要する資源やエネルギーを節約することができ,資源の有効活用や森林などの環境保全につながります。

 そして,近年深刻化している海洋プラスチックごみ問題についても,原因となっているプラスチックごみそのものの発生量を減らすことは,問題解決へとつながる大切な取り組みです。

 

函館市のごみの排出状況

 それでは函館市のごみ排出状況はどのようになっているのでしょうか。

 

R6ごみ排出量推移グラフ

 

 「ごみ排出量推移グラフ」のとおり,函館市では平成14年度から「家庭ごみ処理の有料化」および「プラスチック容器包装」の分別収集などの施策を実施したほか,人口減少の影響もあり,ごみの排出量は減少傾向にありますが,一人ひとりが出すごみの量(原単位)は近年あまり変化がないことがわかります。

 ※「函館市のごみの排出状況」について,くわしくはこちらをご覧ください。

 

 

R4家庭系グラフ

 

R4事業系グラフ

 

☆上記グラフのPDFファイルはこちらから

R6家庭系ごみの種類別割合[PDF:97.8KB] R6事業系ごみの種類別割合[PDF:83.2KB]

 

 次に排出されたごみの内訳を見ると,家庭系,事業系ともに燃やせるごみの割合が高いことがわかります。

 家庭系の燃やせるごみの中には,プラスチック容器包装や古紙などの,正しく分別することでリサイクル可能な資源が重量比で9.5%も含まれています(令和6年度家庭系可燃ごみ組成分析調査より)。

 また,同時に実施した食品ロス実態調査から,燃やせるごみに占める食品ロス(直接廃棄,食べ残し)の割合は重量比で10.9%となっていることから,まだまだごみの減量やリサイクルを進めることができる余地があると考えられます。

 こうしたことから,函館市ではごみの減量やリサイクルを促進するため,さまざまな取り組みを行っておりますので,ぜひご協力をお願いいたします。

 


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環境部 環境推進課  
TEL:0138-85-8238
FAX:0138-85-8279