公開日 2025年09月02日
備えただけでは、憂いあり
~ライフライン停止時に活躍する製品で気を付けるポイント~
日本は、地震や台風、豪雨などの自然災害が発生しやすい国です。万一の災害に備え、食品のほか、ガスや電気といったライフラインが寸断したときに困らないようにカセットボンベやカセットこんろ、携帯発電機、ポータブル電源などを用意している人も多いかと思います。しかしながら、これらの製品で製品事故が発生し、死亡者も出ています。
独立行政法人製品評価技術基盤機構[NITE(ナイト)]では、9月1日の「防災の日」に合わせて、災害時に活躍する製品で気を付けるポイントを注意喚起しています。
災害時に活躍する製品として、例えば、“ガス”供給が停止した際に代用となるカセットボンベ等、“電気”供給が停止した際に代用となる携帯発電機やポータブル電源があります。NITEに通知があった製品事故情報では、2020年から2024年までの5年間にカセットボンベ等の事故は204件、携帯発電機の事故は21件ありました。経年劣化や誤った使い方が原因で発生している事故もあり注意が必要です。「買いそろえたから万全」と油断することなく、使用期限(劣化していないか)や正しい使用方法を確認しましょう。
いざ災害時に使おうとした際に事故に遭わないように、気を付けるポイントを改めて確認してください。また、お持ちの製品がリコール対象になっていないか常に最新情報をチェックしてください。
災害時に活躍する製品で気をつけるポイント
「“ガス”供給停止時の代用製品」カセットボンベ等
- 経年劣化に注意する。
- カセットボンベ等を機器に正しく装着し、ガス漏れがないか確認する。
- カセットボンベ等が異常に熱くなるような誤った使い方はしない。
- カセットボンベ等は使用機器から取り外し、室内の40℃未満の場所に保管する。
「“電気”供給停止時の代用製品」携帯発電機
- 携帯発電機は屋内では絶対に使用せず、屋外の風通しの良い場所で使用する。
NITE(ナイト)プレスリリース発表資料
本件に関する問合せ
独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)製品安全センター
電話:06-6612-2066

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