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急性呼吸器感染症(ARI)サーベイランスが始まりました。

公開日 2025年04月21日

急性呼吸器感染症(ARI)とは

急性呼吸器感染症(ARI)は,急性の上気道炎(鼻炎,副鼻腔炎,中耳炎,咽頭炎,喉頭炎)または下気道炎(気管支炎,細気管支炎,肺炎)を指す病原体による症候群の総称です。インフルエンザ,新型コロナウイルス,RSウイルス,咽頭結膜熱,A群溶血性レンサ球菌咽頭炎,ヘルパンギーナなどが含まれます。

新型コロナウイルス感染症の経験を踏まえ,こうした流行しやすい急性呼吸器感染症の発生動向を把握し,仮に未知の呼吸器感染症が発生し始めた場合に迅速に探知,対応することが可能となるよう,平時からサーベイランスの対象とするために,感染症法の5類感染症に位置付けることとされました。

※急性呼吸器感染症(ARI)の症例定義

 急性呼吸器感染症の症例定義は,「咳嗽(がいそう),咽頭痛,呼吸困難,鼻汁(びじゅう),鼻閉(びへい)のいずれか1つの症状を呈し,発症から10日以内の急性的な症状であり,かつ医師が感染症を疑う外来症例※」とされており,症例定義に合致するものを,急性呼吸器感染症(ARI)定点医療機関からの報告対象としています。
 感染症危機を起こす呼吸器感染症が「発熱しない」頻度が高い場合がありうることや,これまで定点把握しており,発熱を伴わない頻度が比較的高いRSウイルス感染症なども幅広く含めることができるよう,「発熱の有無を問わない」定義とされています。

急性呼吸器感染症(ARI)サーベイランスとは

感染症法の改正により,令和7年4月7日から急性呼吸器感染症が感染症法上の5類感染症に位置付けられ,感染症発生動向調査の対象となり,1週間当たりの患者数を集計したものです。
なお,5類感染症に位置付けられましたが,就業制限や登校制限の対象とはなりません。
※基本的な感染症対策として,換気や手洗い・手指消毒,マスクの着用を含めた咳エチケットなどの実施について,急性呼吸器感染症(ARI)が5類感染症に位置付けられることで,これら基本的な感染症対策の扱いを変更するものではありません。

【参考:厚生労働省作成資料】 

急性呼吸器感染症について

 関連リンク

厚生労働省 急性呼吸器感染症(ARI)
      急性呼吸器感染症(ARI)に関するQ&A

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