公開日 2025年03月28日
更新日 2025年03月31日
「平和のつどい」を開催しました
函館市は、昭和59年(1984年)8月6日に「核兵器廃絶平和都市宣言」を行いました。以来、平和大使の派遣や平和教育公開授業、函館空襲と太平洋戦争展、原爆写真パネル展の開催など、さまざまな平和事業を実施し、原爆の恐ろしさや悲惨さ、平和の尊さを市民の皆さまに訴えてまいりました。
令和6年(2024年)は、核兵器廃絶平和都市宣言から40周年の節目の年を迎えたことから、核兵器廃絶と恒久平和の実現への思いを多くの皆さんと共有するため、市主催により「平和のつどい」を開催しました。
戦争を知らない世代が年々増えていくなか、当時の記憶や平和の大切さを後世に継承していくことが大切です。このページをきっかけに、「平和」について改めて考えていただく機会となれば幸いです。
【核兵器廃絶平和都市宣言40周年事業「平和のつどい」】
- 日時 10月14日(月・祝)10時00分~15時00分
- 場所 函館市民会館3階 小ホール・大会議室(湯川町1丁目32番1号)
- 来場者数 約500名
「平和のつどい」案内チラシ 函館市核兵器廃絶平和都市宣言 宣言文
小ホール 開催内容
○ 開会~オープニング演奏
原爆死没者のご冥福と世界恒久平和の実現を祈る黙とうを捧げ、「平和のつどい」が開会。
オープニング演奏として遺愛女子高等学校吹奏楽局「愛吹(AISUI)」による演奏が行われ、『プロローグワン』『東京ブギウギ』『よさこいソーラン』『愛吹ヒットパレード』の4曲を演奏いただきました。
【遺愛女子高等学校吹奏楽局「愛吹(AISUI)」】
遺愛女子高等学校吹奏楽局は100名の局員と顧問、副顧問の先生方で日々知恵を出し合い、吹奏楽のすばらしさを感じながら活動しています。
「地域貢献」を合言葉に、関わってくださる全ての方々へ「感謝」と「感動」を届けることができる演奏・ステージを心がけています。「愛吹(AISUI)」という名のもと、私達自身も音楽を愛し、皆様に「愛されるバンド」を目指して、精一杯頑張っています。
○ 市長挨拶~関係団体代表者挨拶
オープニング演奏後、主催者を代表して大泉市長から、関係団体を代表して道南被爆者の会 上谷会長からご挨拶がありました。
- 函館市長 大泉 潤
- 関係団体代表 道南被爆者の会 会長 上谷 宣正(うえたに のぶまさ)さん
○ 平和大使体験発表会
函館市では、平和記念式典への参列や原爆資料館の見学、平和学習等への参加を通じて、子どもたちの平和に対する意識の高揚を図るため、市内の中学生を「平和大使」として任命し、長崎市に派遣しています。
今年度は、令和6年(2024年)8月7日(水)から10日(土)までの4日間、長崎市に派遣しました。平和大使それぞれが派遣を通じて学んだこと、感想や体験などを「平和のつどい」の場で発表していただきました。
【平和大使(長崎市の平和祈念式典に参加した市内中学生4名)】
・湯川中学校 3年 安藤 颯太(あんどう そうた)さん
「長崎と平和」
・戸倉中学校 3年 木村 心優子(きむら みゆこ)さん
「〜長崎平和式典に参加して〜」
・桔梗中学校 3年 矢野 優奈(やの ゆうな)さん
「平和と原爆~長崎平和大使を終えて~」
・本通中学校 2年 葛西 宥汰(かさい ゆうた)さん
「私が長崎で学んだこと,私の考える平和について」
【令和6年度 平和大使派遣の様子】
・平和大使それぞれの中学校から持ち込んだ千羽 ・青少年ピースフォーラム(長崎平和推進協会)
鶴を、恒久平和の願いを込めて捧げました。 フィールドワークに参加しました。
・平和公園で挙行された「平和祈念式典」に参列 ・長崎原爆資料館を見学し、被爆の惨状をはじめ
しました。 原爆や核兵器の歴史を学びました。
○ 被爆体験伝承講話
広島市から被爆体験伝承者の松尾洋子(まつお ようこ)さんを招き、被爆者から受け継いだ被爆体験や平和への思い、また、被爆の実相(戦時下の人々の暮らし、原爆被害の概要、原爆の人体への影響など)、被爆体験伝承者としての平和への思いなどをお話しいただきました。
【被爆体験伝承者 松尾 洋子さん】
松尾さんは平成16年(2004年)から、被爆者の悲しみと平和への願いを伝えるため、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館の被爆体験朗読ボランティアとして活動しています。平成26年(2014年)からは広島平和記念資料館平和学習講座講師として、原爆やその被害などを伝えてきました。
被爆された方一人ひとりの被爆体験や歩んでこられた人生について、次世代を担う人達に是非聞いて頂きたいと思い、伝承者への道を志しました。
○ 平和コンサート
恒久平和の実現に向け、平和コンサートと題し、合唱や演奏を披露していただきました。コンサートには、「新婦人ぐみの実コーラス」「函館トロイカ合唱団」「函館少年少女合唱団」「歌とピアノとヴァイオリンのアンサンブル」の4団体が出演し、全8曲にわたって披露しました。
【新婦人ぐみの実コーラス】
1団体目は「新婦人ぐみの実コーラス」による合唱です。歌っていただいた曲『まちんと』は、広島で原爆に巻き込まれてしまった「トマトが大好きな3歳の女の子」についての曲で、歌詞にある「まちんと とうだい」は、広島の方言で「もうちょっと、ちょうだい」という意味です。幼くして被害にあった女の子が、最後に「まちんと とうだい」と言いながら亡くなってしまった物語を歌にしています。
新婦人ぐみの実コーラスは、世界の女性と手をつなぎ、平和な世界にするために活動している国連NGO新日本婦人の会の方々で構成している合唱団です。
【函館トロイカ合唱団】
2団体目「函館トロイカ合唱団」は、令和6年(2025年)に創立72年目を迎えた函館で最も歴史のある合唱団です。「うたごえは平和の力」を合言葉に、平和で健康的な音楽を広めようと歌い続けています。
曲目は「平和のつどい」にゆかりのある曲で、40年前、函館市が核兵器廃絶平和都市を宣言したことを記念に創作された合唱組曲『はこだて』の中から、終曲『子どもたちへ残すもの』を歌っていただきました。
【函館少年少女合唱団】
3団体目は「函館少年少女合唱団」で、1曲目は被爆50周年記念歌として制作された『千羽鶴』、2曲目は『青い地球は誰のもの』を歌っていただきました。
函館少年少女合唱団は、昭和51年(1976年)4月、昭和小学校合唱部指導者であった信田誠(のぶた まこと)先生(故人)が、成長した部員たちが次々と卒業していくことを残念に思い、少年少女合唱団を結成しました。函館少年少女合唱団は、令和7年(2025年)で50周年を迎えます。
現在は小学3年生から高校3年生までの27名が在団し、振付けや演出は団員たち自身が考えているそうです。
【歌とピアノとヴァイオリンのアンサンブル】
・ソプラノ 本多 依子(ほんだ よりこ)さん
・ピアノ 畑中 佳子(はたなか よしこ)さん
・ヴァイオリン 本多 祐基(ほんだ ゆうき)さん
平和コンサートの最後は「歌とピアノとヴァイオリンのアンサンブル」で、声楽家の本多依子さん、ピアニストの畑中佳子さん、高校1年生でヴァイオリン奏者の本多祐基さんの3名によるアンサンブルを演奏いただきました。
曲目は、『アヴェ マリア』『ピエ イエス』『涙の流されるままに』『アレルヤ』の4曲で、クラシック音楽を中心に披露していただきました。
大会議室 開催内容
大会議室では、「原爆の絵」の展示のほか、ボランティアグループ「ど・れ・み」による絵本や紙芝居の読み語り、平和DVDの上映会、「平和のつどい」関係団体によるブース出展など、さまざまな催しを行いました。
○ 「原爆の絵」の展示
広島市立基町(もとまち)高等学校生徒と被爆証言者が共同で作成した「原爆の絵」を展示しました。
生徒と被爆証言者が何度にもわたる打ち合わせを重ねながら描いた「原爆の絵」は、当時の惨状を克明に描き出すものでありながら、証言者の記憶や思いに高校生が寄り添うことにより、双方の気持ちがともに描き出されたものとなっています。会場には計54点の絵を展示し、多くの方々に観覧していただきました。
※「平和のつどい」で展示したほか、本庁舎市民ホールや東部4支所でも展示しました。
○ 絵本・紙芝居の読み語り
函館中央図書館などで活動をされているボランティアグループ「ど・れ・み」さんによる絵本や紙芝居の読み語りを行いました。『へいわってどんなこと?』『へいわとせんそう』など、平和を題材とした物語を中心に、7つの物語を聴かせていただきました。
○ 平和DVDの上映会
『おこりじぞう』『8月9日の記憶』『ナガサキの少年少女たち』という平和にまつわるDVDを3本上映しました。
※DVDは「長崎平和推進協会」から借用したものです。
○「平和のつどい」関係団体によるブース出展
・原水爆禁止函館地区協議会
・新日本婦人の会函館支部,道南地区母親大会連絡会(共同ブース)
・一般財団法人函館YWCA
「平和のつどい」に協力いただいた4団体の皆さまによるブース出展が行われました。平和に関する取り組みの紹介など、恒久平和への想いを込めて出展してくださいました。
無料電車「平和号」の運行
「平和のつどい」の開会・終了時間に合わせて、湯の川~函館どつく・谷地頭間で無料電車「平和号」を運行(2両6運行)しました。
市電内には、「平和大使」の活動の紹介や函館市核兵器廃絶平和都市宣言の宣言文を掲示したほか、平和首長会議や日本非核宣言自治体協議会の協力のもと、原爆ポスターを掲示しました。
お問い合わせ
総務部 総務課
TEL:0138-21-3628
E-Mail:soushomu@city.hakodate.hokkaido.jp