公開日 2024年12月27日
“NO MORE ボンベ破裂”
~約 4 割が誤使用・不注意 「カセットこんろの事故」を防ぐ3つのポイント~
家族団らんの機会が増える年末年始の到来です。カセットこんろは、お鍋や焼肉などの調理はもちろん、防災用品としても使用できる大変便利なものですが、使用方法を間違えると重大な事故につながるおそれがあります。独立行政法人製品評価技術基盤機構[NITE(ナイト)]は、年末年始に向けて「カセットこんろの事故※1」を防ぐために注意喚起を行っています。
NITE に通知があった製品事故情報※2では、2014 年度から 2023 年度までの 10 年間にカセットこんろの事故は 91 件ありました。そのうち、調査が完了した 86 件の中では、使用者の誤使用・不注意が推定されるもの※3 が約 4 割となっています。その中でも特に多いのが「カセットボンベが異常に熱くなるような誤った使い方をした」もので、過熱されたカセットボンベが破裂して死亡事故ややけどなどの人的被害にも発展しています。
災害時に命を守る防災用品としても重宝されるカセットこんろですが、燃料となるカセットボンベの中には可燃性ガスが使用されており、正しく取り扱わないと命を脅かすおそれもあります。事故を防ぐための 3 つのポイントを日頃から実践し、自分や大切な家族の命を守りましょう。
カセットこんろの事故を防ぐための3つのポイント
1.カセットこんろにカセットボンベを確実にセットする。
カセットボンベを無理に押し込まず、取扱説明書記載の向きや位置に従う。
2.カセットこんろを正しく使う。
カセットボンベが異常に熱くなるような誤った使い方はしない。
(例)カセットこんろを 2 台以上並べて使用しない。
3.カセットボンベはカセットこんろから取り外して、室内の 40℃未満の場所に保管する。
40℃以上の高温下や熱源のそばには放置しない。
(※) 本資料中の全ての画像は再現イメージであり、実際の事故とは関係ありません。
(※1)本資料では、カセットこんろに装着されていないカセットボンベ単体の事故もカセットこんろの事故として含めます。
(※2)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故やヒヤリハット情報(被害なし)を含みます。
(※3) 事故原因の特定までには至っていないが、使用者の誤使用・不注意が要因の一つとして推定される事故も含みます。
NITE(ナイト)プレスリリース発表資料
本件に関する問合せ
独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)製品安全センター
電話:06-6612-2066
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