公開日 2024年09月18日
更新日 2025年07月14日
アメリカシロヒトリの生態
発生時期について
年2回(一部3回)の発生。樹幹の割れ目や樹皮下などで蛹化して越冬し,5~6月と7~8月に成虫が発生し,葉裏に産卵。幼虫は5~7月と8~9月に出現。幼虫は中齢期まで葉を糸で覆って巣を作って集団で生活し,葉脈を残して葉肉を食べます。脱皮を繰り返し,4齢以降は分散して葉を食べます。
寄生植物
極めて雑食性で,プラタナス(スズカケノキ類),トウカエデ,サクラ,ミズキ,クワなどの落葉樹を好みます。
人への害等
人への直接的な被害はありませんが,幼虫は樹木の葉を食害し,分散後は建物にも付着するなどのトラブルを引き起こす不快害虫となります。
駆除について
公園・河川敷・歩道脇などはその管理者が,自己所有地や空地などはその所有者がそれぞれ管理しなければなりません。
被害拡大を防ぐためには,早期の発見と駆除が重要です。
発生初期
幼虫は吐いた糸で作った巣に群れをなしてとどまります。巣の中の幼虫は,葉の葉脈だけを残して食害するため,葉が透けて見えます。
樹木を見回り,発見した場合は袋をかぶせて枝ごと切り取り,踏みつぶしたり殺虫剤をかけたりしたうえでゴミとして処理してください。
分散期
発見が遅れ,すでに虫が分散してしまった場合には,フェニトロチオン(製品名・スミチオン乳剤)やアフェセート(商品名・オルトラン)などの農薬系の薬剤を散布してください。
詳細は,ホームセンターなどの販売店にご相談ください。
なお,薬剤を散布する場合は,飛散に注意し,人や動物,作物などに危害を及ぼさないよう注意してください。
自分で駆除できない場合
市内にある駆除業者をご紹介いたしますので,生活衛生課(電話32‐1521)におたずねください。
相談・問い合わせについて
発生箇所や内容によっては,担当が異なる場合もございますが,生活衛生課(電話32‐1521)にご相談ください。

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