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市販薬のオーバードーズ(過剰摂取)について

公開日 2024年06月26日

更新日 2024年07月01日

違法でないからといって,「安全」でも「安心」でもありません。

オーバードーズは,あなたの心と体を傷つける,危険な行為です。

 

近年,市販薬を過量に摂取する,いわゆる「オーバードーズ」が問題化してきており,注意が必要です。

「オーバードーズ」は,特に若年者を中心に広がっており,過量摂取する若者は,学校や職場での人間関係や家族など悩みを抱えている場合が多く,現実逃避や精神的苦痛の緩和のために,手を出してしまう傾向があります。

市販薬の過量摂取により,眠気や疲労感がなくなったり,ふわふわした気分になったりすることがありますが,これらの効果は一時的であり,効果が切れると不快な気分になり,同じ効果を期待して過量摂取を繰り返してしまいます。

過量摂取により亡くなってしまう事例が発生するなど,社会問題となっています。

 

市販薬のオーバードーズ(過剰摂取)とは

薬局やドラッグストアで購入できる風邪薬や咳止めなどを大量‧頻回に服用することです。

医薬品は,安全に効果を発揮するために,用法や用量が決められていますが,用法‧用量を守らず服用を繰り返すうちに, それまでの量では効かなくなり,オーバードーズにつながるおそれがあります。

さらに服用を続けて薬に依存してしまうと,自力ではやめられなくなることがあります。

オーバードーズの影響で肝障害が起こったり,最悪の場合は心肺停止で死亡したりする場合もあります。

一般用医薬品の乱用(オーバードーズ)について(厚生労働省ホームページ)

 

一人で抱え込まずご相談ください

オーバードーズは10代・20代の若者を中心に広がっています。背景には、家庭や学校等での「孤独感やストレス」があり,つらい気持ちを和らげるために,オーバードーズに頼ってしまうことが考えられます。

オーバードーズの背景にはいじめや虐待,親との関係が悪い,学校での孤立など深刻な問題が潜んでいる場合もあります。

原因となっている悩みや問題に,周囲の人も一緒に向き合うことが解決の第一歩です。

オーバードーズがやめられない方、不安やつらい気持ちは一人で抱え込まずご相談ください。

アンカー主な相談窓口

下記相談窓口では,電話相談のほか,LINEやオンラインチャットなどによるSNS相談窓口も紹介しています。

(クリックするとそれぞれのホームページに移動します)

 1.まもろうよ こころ(厚生労働省ホームページ)

 2.函館いのちのホットライン 32-1548

  • 開設日
    毎週月曜日‧水曜日‧金曜日
    ただし,年末年始(12月29日~1月3日)は除く
  • 時間
    17時30分から20時30分

 3.こころの健康リンク集(函館市障がい保健福祉課ホームページ)

 4.道立精神保健福祉センター 011-864-7000

 

お問い合わせ

保健所 地域保健課 医務薬事担当
TEL:0138-32-1513