公開日 2024年03月26日
青森市側の交流団体:青森地区保護司会
函館地区保護司会について教えてください
函館地区保護司会は、昭和25年7月22日に函館地区保護司会の名称で設立されました。
昭和24年に犯罪予防法が施行され、昭和25年に保護司法が施行されて、保護司会の設置が保護司法の中で決められ、函館市においても保護司会を結成、昭和25年7月22日に函館地区保護司会として設立する運びとなりました。
函館地区保護司会の活動について教えてください
函館市内には約180名の保護司がおり、犯罪や非行をした人たちが再び罪を犯すことのないようその立ち直りを支えるとともに、犯罪のない安全で安心なまちづくりのために函館市内各地域で活動しております。
毎年7月が❝社会を明るくする運動❞の強調月間とされ、犯罪予防のための啓発・宣伝活動として街頭啓発やミニ集会を開催し、市民の皆様の目に触れるところではペンギンのキャラクターの黄色いのぼり旗で❝社会を明るくする運動❞へのご理解・ご協力をよびかけております。
また、「犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ」をテーマに、「市民のつどい」を開催し、幼児から高齢者まで❝家族ぐるみで!地域をあげて!❞をサブテーマに幼稚園児のお遊戯や中学生に意見発表、民謡や吹奏楽などその年々で演目を考え、市民の皆様の演技を楽しんでいただきながら、犯罪のない安全・安心なまちづくりのための啓発活動を行っております。この行事には、青森からも参加があり、青森との交流は20年以上になります。
※社会を明るくする運動:法務省が主唱する運動で、「全ての国民が犯罪や非行の防止と犯罪や非行をしたひとたちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪のない安全・安心な明るい地域社会を築こうとするものです。」
これまでの活動のなかで印象深い出来事などを教えてください
更生保護事業従事または協力した個人・団体を顕彰するために平成11年に設置された瀬戸山賞を、平成13年に北海道で1番目に受賞いたしました。
「市民のつどい」を始めとした地域活動が評価されその当時全国で903地区保護司会があった中で5番目の受賞でした。
平成5年度から今日まで継続してきている「市民のつどい」もこの度第32回を迎えます。
更生保護活動ならびに保護司活動について市民の皆様にご理解とご協力をいただけるよう「市民のつどい」を始めとした啓発活動を続けてまいります。
※瀬戸山賞:法務大臣、文部大臣、建設大臣等の要職を歴任された瀬戸山三男氏は、我が国の更生保護事業に深い理解を示され、日本更生保護協会理事長、全国保護司連盟会長および全国更生保護法人連盟理事長に就任されてからは、長年にわたり更生保護事業の発展に大きく貢献されました。瀬戸山賞は、更生保護制度施行50周年にあたり、平成9年に逝去された瀬戸山三男氏のご遺徳を偲び、日本更生保護協会に創設されたもの。更生保護に関する学術的研究、広報宣伝または先駆的・開拓的な活動において特に優れた功績のあった個人または団体や、他の範となる顕著な功績のあった更生保護関係者・団体に贈呈されます。
青函交流事業(青函交流を始めたきっかけ)について教えてください
毎年開催している函館「市民のつどい」、青森「みんなのつどい」には互いに参加交流を行っており、その他2年に1度両地区を交互に訪問し互いの取り組みについて情報交換を行い、それぞれにテーマを決めて研修、交流会で親睦を深めております。
昭和63年の青函トンネル開通を機に、函館・青森の両市がツイン提携の盟約を結ばれたことで、政治・経済・文化・スポーツ・福祉など各分野で連携・交流を深め両市の発展に寄与することが期待されて、当時26組織と130の団体がツイン盟約の趣旨に沿った活動や交流をスタートされ、保護司会は平成8年10月11日函館市五島軒において函館市・青森市長立ち合いの下、盟約式が執り行われ27番目の締結団体として発足しております。
盟約式終了後の懇親会はとても華やかに行われたそうで、翌年7月から双方の「つどい」に交流参加し、9月には青森において役員による第1回合同研修会が行われております。
平成28年には青函ツイン提携20周年記念合同研修会を函館で開催、30周年に向けて交流は続きます。
函館地区保護司会として今後取り組みたいことや目標を教えてください
函館地区保護司会では保護司適任者の確保が喫緊の課題となっております。
安心・安全なまちづくりのためには地域の皆様のご理解・ご協力が欠かせません。
そのために各地域、町会に保護司を配置したいと考え、地域包括支援センターや町会連合会・民生児童委員連合会と話し合いの場を設け連携を図り、保護司について知っていただく機会をつくり、適任者確保に取り組んでおります。
また、保護司会では保護司のサポートや地域活動の拠点として2箇所の更生保護サポートセンターを運営しており、地域の団体などとの話し合いもこのセンターを利用します。
これからは社会福祉士会とも連携を図り、誰一人排除されることなく誰も置き去りにされることなく笑顔あふれるまちづくりのため、保護司会だからできることを地域のために取り組んでいきたいと考えております。
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