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梅毒について

公開日 2023年12月21日

梅毒について

梅毒トレポネーマという病原体により引き起こされる感染症です。治療を行わなかった場合,次のような症状が現れます。

 

第1期 感染後約3週間から6週間

感染が起きた部位(主に性器,肛門,口腔内等)に小豆から指先くらいのしこりや潰瘍(かいよう)ができることがあります。また,股の付け根の部分(鼠径部)のリンパ節が腫れることもあります。これらは痛みを伴わないことが多く,治療をしなくても自然に軽快する時期があるため,発症したことに気づきにくく,治療の遅れにつながる危険があります。また,症状が軽快しても体内から病原体がいなくなるわけではないため,他の人にうつす可能性があります。

 

第2期 感染後数カ月

梅毒トレポネーマが血液によって全身に運ばれ,赤い発疹が手のひら,足の裏,体幹部等に出ることがあります。アレルギーや風しん,麻しんなど他の感染症に間違われることがあります。

 

晩期顕性梅毒 感染後数年から数十年

皮膚や筋肉,骨などにゴムのような腫瘍(ゴム種)が発生することがあります。また,心臓や血管,脳などの複数の臓器に病変が生じ,場合によっては死に至ることもあります。

 

妊娠中の梅毒感染は特に危険です

妊娠中の梅毒感染は特に危険です。妊娠している人が梅毒に感染すると,母親だけでなく胎盤を通じて胎児にも感染し,死産や早産になったり,生まれてくるこどもの神経や骨などに異常をきたすことがあります。

梅毒の発生状況

日本では男性20代~50代,女性は20代が増えています!

国内の報告数は約11,000例が報告された昭和42年(1967年)以降,減少していましたが,平成23年(2011年)頃から再び増加傾向となりました。特に令和3年(2021年)以降大きく増加しており,令和4年(2022年)には国内で13,000例以上の報告がありました。道内では,令和4年(2022年)に599例の報告があり,これは令和3年(2021年)と比較して約3.5倍となっており,注意が必要です。

 

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いま,梅毒が急拡大していることをご存知ですか?.pdf(936KB)

感染経路

主に,粘膜や皮膚が梅毒の病変部位と直接接触することで感染します。

具体的には,性器と性器,性器と肛門(アナルセックス),性器と口の接触(オーラルセックス)等です。

受診・検査

性的接触の後,いつもと違う症状が現れるなど,梅毒に感染しているか不安な時には早めに医療機関を受診し,検査を受けましょう。

皮膚に症状がある場合は皮膚科,また男性は泌尿器科,女性は産婦人科で診察を受けられる場合があります。

口腔内に異常が生じた場合は,耳鼻咽頭科への相談が可能な場合があります。

一般的には,医師による診察と,血液検査(抗体検査)により判断されます。

治療

早期の適切な抗菌薬治療で完治が可能です。

梅毒は感染しても免疫ができないため,完治した後も再度感染する可能性があります。

予防方法

粘膜や皮膚が梅毒の病変と直接接触しないように,また,病変の存在に気づかない場合もあることから,性交渉の際はコンドームを適切に使用しましょう。ただし,コンドームが覆わない部分から感染する可能性もあるため,コンドームで100%予防できると過信はしないようにしましょう。もし皮膚や粘膜に異常を認めた場合は,性的な接触を控え,早めに医療機関を受診して相談しましょう。また,感染の可能性がある周囲の方(パートナー等)も検査を受け,必要に応じて治療を受けることが重要です。

関連リンク

梅毒について(厚生労働省)

梅毒に関するQ&A(厚生労働省)

 

 

 

 

 

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保健所 保健予防課
TEL:0138-32-1547