公開日 2023年11月06日
シーズン初めの石油ストーブ安全大作戦~5つのポイントで火災事故を防ごう!~
部屋を暖かく快適にしてくれる石油ストーブおよび石油ファンヒーター(以下、「石油ストーブ等」という。)ですが、事故がシーズン初めの毎年 11 月頃から多く発生しています。使い始めのこの季節こそ、使用前の5つのチェックポイントを確認し、正しい使い方を身に付けて事故を防ぎましょう。
タンクから漏れた灯油に引火(再現実験)
事故の発生状況
NITEに通知があった製品事故情報(※)では、2018年度から2022年度の5年間における石油ストーブ等の事故は269件あり、調査が終了した事故233件のうち、原因別では誤使用・不注意による事故が115件と最も多くなっています。また、70歳以上の高齢者が被害者となる事故が131件と、年代が上がると事故件数も増加する傾向があり、死亡事故47件のうち当該年代が31件と多数を占めています。
(※)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故203件に加え、事故情報収集制度により収集された66件の非重大製品事故やヒヤリ・ハット情報(被害なし)を含みます。
石油ストーブ等を使用する前の5つのチェックポイント
- ほこりがたまっていれば取り除く。
- 対震自動消火装置が正しく作動することを確認する。さらに、石油ストーブの場合は、燃焼筒が正しく取り付けられていることを確認する。
- 燃料は新しい灯油を使い、昨シーズンの灯油は使わない。ガソリンの誤給油を防ぐための対策を徹底する。
- カートリッジタンクの給油口蓋が確実に閉まっていること、漏れがないことを確認する。
- 機器と周囲の壁や可燃物との十分な距離が確保できていることを確認する。
高齢者による石油ストーブ等の事故を防ぐために
長年使い慣れていても、今一度、正しい使い方を確認しましょう。御家族や周囲の方は機器の状態と使い方の確認等の見守りをお願いします。
消費者庁公表資料
本件に関する問合せ先
消費者庁消費者安全課 事故情報対応班
電話:03-3507-9200(直通)
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