公開日 2023年04月12日
更新日 2023年06月16日
江差屏風
種別
絵画
所在地
函館市五稜郭町37番6号
北海道立函館美術館
所有者氏名
北海道
数量規模等
1件(1点)
指定理由
本物件は,江戸時代中期の宝暦年間頃に松前で活躍した絵師・小玉貞良が描いた「松前江差
屏風」のうち左隻となる「江差屏風」である。
江戸時代に北前船の交易で栄え,「江差の春は江戸にもない」と謳われた江差の町並みを,
海側から俯瞰した構図で描かれている。
商家や蔵が建ち並ぶ通りには多くの人が行き交い,背後の高台には寺社が配され,浜辺では
ニシン漁や荷揚げの様子が,手前の鴎島では花見や宴に興じる町人が描かれるなど,当時の
江差の活況を詳細に伝える風俗画となっている。
貞良が描いた「松前江差屏風」は3作が知られ,その中でも最初期に描かれたとされる。
なお本物件の対となる「松前屏風」は所在不明となっている。
本物件は,江戸時代中期における南北海道の町並みや習俗が伺える風俗画であるとともに,
北海道における最初期の日本画として貴重な資料として,函館市の有形文化財として適当と
認められる。
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