公開日 2023年01月31日
更新日 2023年03月23日
函館市は,2050年の二酸化炭素(温室効果ガス)排出量実質ゼロ「ゼロカーボンシティ」を目指します。 |
近年,気候変動を背景とする異常気象が世界各地で発生し,我が国においても平均気温の上昇,大雨,台風等による被害,農作物や生態系への影響等が観測されており,今後,豪雨や猛暑のリスクが更に高まることが予測されています。
このような気候変動の要因としてあげられている地球温暖化への対応が世界共通の喫緊の課題となるなか,国は令和2年10月,2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする,カーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。
こうした状況を踏まえ,函館市においても,令和4年2月25日,令和4年度の市政執行方針において,ゼロカーボンシティの実現に向けて,2050年までに温室効果ガスの排出量実質ゼロを目指し各種施策を実施することを表明しました。
今後より一層,市民や事業者の皆様の意識の醸成に努めるとともに,「第2次函館市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)」に基づき,効果的な施策を推進してまいります。
ゼロカーボンシティとは
環境省では,「2050年に二酸化炭素(温室効果ガス)排出量を実質ゼロにすることを目指す旨を首長自らが又は地方自治体として公表した自治体」をゼロカーボンシティとしています。
実質ゼロとは
二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」(※)から,植林,森林管理などによる「吸収量」(※)を差し引いて,合計を実質的にゼロにすることを意味しています。
(※)ここでの温室効果ガスの「排出量」「吸収量」とは,いずれも人為的なものを指します。
ゼロカーボンシティの実現に向けた本市の取組
本市は,2011年(平成23年)3月に,地域特性に応じた地球温暖化対策を総合的・効果的に推進するため,地球温暖化対策推進法に基づいて,「函館市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)」を策定し,これまで,市民・事業者・市等が協力・連携を図りながら,環境に配慮した生活スタイルの推進をはじめ,自然エネルギーの導入や公共交通の利用促進など,地域における温暖化防止の取組を進めてきましたが,脱炭素社会の実現に向けては,市民・事業者・市が一体となって,徹底した省エネルギーの推進や再生可能エネルギーの導入拡大など,地球温暖化対策のさらなる取組を推進していく必要があります。
こうしたことから,2023年(令和5年)1月に,地球温暖化対策のより効果的な取組を推進するとともに,気候変動の影響による被害を回避・軽減することを目的に「第2次函館市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)」を策定しました。
・第2次函館市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)についてはこちら
ゼロカーボンシティの実現に向けた啓発リーフレットを作成しました!
「ゼロカーボンシティはこだて」の実現に向けて,家庭で実践できる省エネ行動や再エネ導入,3Rの推進など,広い分野で脱炭素のためにできる行動をまとめた啓発リーフレットを作成しました。本リーフレットを通じて,できることから「脱炭素型のライフスタイル」へ転換していきましょう。
脱炭素型のライフスタイルを目指そう‼[PDF:6.16MB]
できることから始めよう,暮らしを脱炭素化するアクション
ゼロカーボンシティを実現するには,今を生きる私たち一人ひとりが地球温暖化という問題に向き合い,行動することが大切です。
日常生活でできること「ゼロカーボンアクション30」から始めてみましょう。市民・事業者・市など,地域で一丸となって二酸化炭素(温室効果ガス)排出実質ゼロを目指しましょう。
・日常生活でできること「ゼロカーボンアクション30」についてはこちら
他自治体の公表状況
・「地方公共団体における2050年二酸化炭素実質ゼロ表明の状況」(環境省HP)
環境大臣からのメッセージ
本市のゼロカーボンシティ表明について,山口環境大臣からメッセージをいただきました。