公開日 2022年03月08日
平成19年度より,市内の小学校と中学校から各1校を「市民憲章実践委嘱校」に指定し,2年間にわたり市民憲章に因んだ活動をしていただき,2年目には,その活動の成果を発表していただく制度です。
令和3年度(2021年度)活動発表の概要
令和2年度から3年度の2年間は函館市立恵山中学校に委嘱し,その成果発表として令和4年2月1日に「公開授業」として行われました。
「公開授業」にあたっては,新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から,感染予防対策を施したうえでの実施となりました。
日時)令和4年2月1日(火)5・6校時
13時20分~15時10分
場所)函館市立恵山中学校 2年A組
活動内容
これまで学習してきた恵山地区の特徴を振り返り,クラスを3グループに分け,函館市民憲章の「郷土を愛する函館市民,のびゆくまち」に関わって,恵山地区をアピールをする発表活動を行いました。
発表を行う前に
指導者が函館市民憲章の全文を読み上げ,改めて市民憲章がどういったものなのかの説明がされ,また,今まで学んできた恵山地区の歴史や文化など地域の特徴の振り返りが行われました。
また,指導者から
「恵山について知らない人に自分たちのまちの良さを知ってもらえるような発表活動を行ってほしい。」
と,発表活動を行う上での注意事項の説明が行われました。
発表活動
発表は,学習用のパソコンとモニターをミラーリングでつなぎ,事前に作成していたスライドを用いて行われました。
○発表1 「恵山の植物について」
恵山で咲いている植物の紹介が行われるとともに,地域の代表的な植物であるツツジについて紹介し,ツツジには色々な品種があり,開花時期も異なり花の大きさや形の違いから,さまざまな魅力があることが伝えられ,発表を通して地域の植物についての理解を深めました。
○発表2 「恵山の生き物について」
恵山で見られる生き物について紹介が行われ,昆布は海藻の一種であり生き物であることが伝えられるとともに,発表者が思う恵山の生き物の魅力的なポイントの紹介が行われ,発表を通して地域の生き物に対する理解を深めました。
○発表3 「恵山の食べ物について」
恵山で食べられる食べ物について紹介が行われ,恵山の代表的な海産物である「ごっこ」や「昆布」の食べ方の紹介がありました。
また,紹介した海産物を食べることができる恵山地区のお店の紹介があり,発表者のおすすめの料理メニューの紹介が行われ,発表を通して地域の食べ物に対する理解を深めました。
発表後
公開授業を聞いていた教師やスクールカウンセラーなどから感想が述べられ,生徒たちの発表の振り返りが行われました。生徒たちの発表は先生方も知らない情報も含まれており良く調べられたものでした。また,発表の中に自分たちの意見も入れており,主体的で深い学びが行われました。
講演
生徒たちの発表活動後は,恵山支所の職員からの恵山がもつ資源や魅力についての講演がありました。
講演では,まず,観光客目線で地域を見ることによって,意外と気づかなかった良さが見えてきて,地元を自慢できるようになるという話があり,次に,実際の数値データを用いて恵山地区の人口や観光客入込数の紹介があり,続いて,恵山地区の地形の特徴から生じる自然環境の話があり,最後には普段何気なく見ているものでも地元の人以外が見たときは魅力的に感じるものがあるという話が行われました。
生徒たちはものの見方や数値などの根拠に基づいたデータなどの説明から新たな発見をし,恵山地区についての理解を深めました。
今年度も新型コロナウイルス感染症の影響を受けたことも少なくないと思いますが,この2年間「市民憲章実践委嘱校」として活動に取り組んでいただいたことで,生徒のみなさんにとって市民憲章がなじみのものとなり,故郷である函館・自分が住んでいるまちについてたくさん学習したことが伝わってくる,素晴らしい発表となっておりました。
これからも,市民憲章の精神を心に置き,故郷を大切に思い,地域に密着したさまざまな活動を続けていってほしいと思います。恵山中学校のみなさんや先生方,本当にありがとうございました。
函館市民憲章
(前文)
わたくしたちは,北海道の文化発祥の地,函館に住む市民です。
山と海にかこまれた美しい自然を誇り,すぐれた市民性をはぐくんできた函館を,いっそう住みよい都市に発展させるため,わたくしたち市民とまちの理想像をかかげ,ここに市民憲章を定めます。
(本文)
1 真心あふれる函館市民,あたたかいまち
1 健康で働く函館市民,にぎわうまち
1 文化を誇る函館市民,はぐくむまち
1 自然を生かす函館市民,きれいなまち
1 郷土を愛する函館市民,のびゆくまち
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