公開日 2024年01月11日
史跡大船遺跡 縄文のにわ
遺跡の概要
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資産種別:集落跡
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時期:縄文時代前期末葉から中期末葉(紀元前3,500年から2,000年頃)
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史跡指定日:平成13年8月13日
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指定面積:71,823.03平方メートル
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主な遺構:竪穴建物跡,盛り土遺構,墓坑,貯蔵穴,落とし穴
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主な遺物:土器,石器,土偶,青竜刀形石器,クジラ・クリなど動植物遺体など
大船遺跡の経緯
函館市大船町の大船川左岸の海岸段丘に位置する大船遺跡は,平成8年に墓地造営に伴う発掘調査で多数の竪穴建物跡や盛り土遺構,膨大な土器や石器などが発見され,重要な遺跡として文化庁や北海道教育委員会など関係機関と保存に向けた協議を重ねながら,範囲や内容の確認調査を経てその重要性が認められ,平成13年8月に国の史跡に指定されました。
大船遺跡の特徴
大船遺跡の特徴は,住居の規模が大きく遺構の密度が非常に高いこと,約1,500年にわたり継続して集落が営まれ,特に後半期においては連続的に住居形態の変遷が捉えられていることが挙げられます。大船遺跡では深さ1.5~2m,長さ8~11mを超える大型住居が発見されていて,最も深いものでは深さ2.4mを測ります。これは安定した定住生活が営まれていたことを示しています。さらに土器や石器などの生活道具のほかに,クジラやオットセイの骨,炭化したクリなど,当時の環境や生業,食糧事情を知る上で重要な資料も見つかっています。
また,周囲には豊かな海や森,サケが遡上する大船川が流れるなど,当時を偲ばせる自然環境も魅力の一つです。
なお大船遺跡から出土した資料は,函館市縄文文化交流センターで収蔵・展示しています。
史跡整備
平成15年度の公有化事業を経て,市町村合併後の平成19年から21年度にかけて,史跡の整備を実施しました。整備は,竪穴建物などを復元した「縄文のにわ」を中心に,土器作りや野焼きなどの体験を行う「体験学習広場」や,当時の植生復元を目指して市民による植栽を進めている「縄文の森」があります。令和5年度には,駐車場から遺跡内へ繋がる園路が完成しました。また,遺跡の一角にある管理棟は,現在トイレや休憩等の便益施設として利用できるほか,地元ボランティア団体の活動の場としても活用されています。現在では年間2万人以上の市民や観光客が遺跡を訪れています。
関連計画
整備後の大船遺跡平面図
定時解説
専門スタッフが竪穴建物跡や盛り土遺構など遺跡内の見どころを一緒に巡りながら,詳しく説明します。
定時解説スケジュール
4月~10月 1日2回
(1回目)10:00~,(2回目)13:00~
所要時間30分
※ 参加方法
- 参加料無料
- 事前申し込み不要。参加をご希望の方は直接現地スタッフにお申し出ください。
- 定員(1回あたり20名程度)に達した場合は,お断りする場合もあります。
- 団体等や冬期間(11月~3月)のご利用については,函館市縄文文化交流センター(電話0138-25-2030)にお問い合わせください。
- 状況により開催時間などが変更となる場合がありますので,詳細については函館市縄文文化交流センターにお問い合わせください。
ご利用案内
大船遺跡管理棟
所在地
函館市大船町575番地1(大船遺跡管理棟)
※国道278号尾札部道路沿いに普通車24台・大型車3台の駐車場があります。
※史跡保護の観点から,史跡内への車両の乗り入れはご遠慮ください。
※車イス・歩行に不安のある方は,縄文文化交流センターへご連絡ください。
供用時間
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4月~10月 9時00分~17時00分
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11月~3月 9時00分~16時00分
休場日
12月29日~1月3日
※臨時休場の場合もあります。あらかじめお問い合わせください。
利用料
無料
お問い合わせ
函館市縄文文化交流センター
所在地:函館市臼尻町551番地1
電話:0138-25-2030
ホームページ:http://www.hjcc.jp/
交通アクセス
公共交通機関(函館バス)
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JR函館駅から…函館バス99系統に乗車,大船遺跡下バス停で下車し,徒歩10分(所要時間約100分)
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函館空港から…函館バス7A系統に乗車,湯倉神社前バス停で99系統に乗り換え,大船遺跡下バス停で下車し,徒歩約10分(所要時間約90分)
※時刻表などについては,函館バスホームページ(外部リンク)をご覧ください。
※新函館北斗駅からの路線バスはありません。JR函館駅へ移動し,バスへご乗車ください。
自家用車・タクシー
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JR函館駅から…道道83号線と国道278号線尾札部道路を経由(所要時間約70分)
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函館空港から…道道83号線と国道278号線尾札部道路を経由(所要時間約50分)
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JR新函館北斗駅から…道道43号線(七飯町・鹿部町経由)と国道278号,道道980号線,国道278号線尾札部道路を経由(所要時間約50分)
駐車場は,国道278号尾札部道路沿いにあります(橋を渡り直進して右側)。
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