公開日 2021年08月02日
更新日 2022年03月11日
開催内容
令和3年(2021年)6月13日(日)に予定されていた東京2020オリンピック聖火リレー函館市開催が中止になったことから,函館市独自の代替イベントとして【~聖火ランナーの皆さんに思い出を~聖火ランナーを囲んでのフォトセッション】を,令和3年(2021年)7月17日(土)に千代台公園陸上競技場で開催しました。
当日は,大会組織委員会が公表した13名の聖火ランナーのうち8名が参加し,また,小学生のサポートランナー20名も 聖火ランナーの伴走をしました。
聖火トーチを持っての走行はできませんでしたが,各聖火ランナーは思いを込めたメッセージを司会者から紹介されながら,晴天の陸上競技場を走りぬきました。
走行後は,参加者全員での記念撮影および個人撮影をおこないました。
全体集合写真
聖火ランナー紹介 (走行順に掲載)
当日に司会者が紹介したコメントを掲載します。
第一走者 吉田 さおり (よしだ さおり) さん
吉田さんは,函館の観光情報サイト「はこぶら」や,フェスティバルタウンはこだてサイト「函館イベントガイド」などを編集しており,地元・函館の余りある魅力をWebサイトやSNSを通じて発信しています。
「函館に来て良かった!」「コロナが落ち着いたら絶対行きます!」などの嬉しいメッセージをいただけることがあり,目に見えない誰かを喜ばせるこの仕事にやりがいを感じているそうです。
奇しくも,国民栄誉賞を受賞したオリンピアンで,三重県内で聖火リレーを走行した吉田沙保里さんと同姓同名。
「函館のよしださおり」を知ってもらい,聖火リレーを通して,世界中のもっと多くの方々に,「函館」の素晴らしさを届けたいという思いで応募されました。
「残念ながら,函館の美しい景色の中を走ることは叶いませんでしたが,今日は,このような機会を与えてくださった函館市の皆様への感謝の気持ちも込めて走ります!」とコメントくださいました。
第二走者 原口 広光 (はらぐち ひろみつ) さん
原口さんは,地域の方とのふれあいのため,38年前から続けている和太鼓演奏を通じて地元のお祭りやイベントを盛り上げる活動をしております。
また,趣味としてマラソン大会に参加しており,私の様な中年でも努力すればまだまだ成長出来ると楽しんでおります。
今後は各地のマラソン大会に出場し,最近マラソンを始めた息子とともに色々な思い出を作っていきたいと思います。
第三走者 小柳 亮 (こやなぎ りょう) さん
小柳さんは,父の23回忌,祖父の13回忌のときに地元函館に引き寄せられるように帰ってきました。
その後,函館で素晴らしい奥さんをもらい,子どもにも恵まれ,4人の子どもと充実した日々を過ごさせていただいています。
私は,函館という街が大好きで,この街の活性化に,これからも貢献したいと考えています。
また,部活動や受験に頑張る学生に向けても,大人もチャレンジし続ける姿勢を見せられたらと思います。
これからは仲間と共に,函館から日本を元気にしていけるよう,精一杯頑張って,自分の限りある人生を走り抜けたいと思います。
第四走者 野口 秀夫 (のぐち ひでお) さん
野口さんは,16歳の高校生の時,通学途中にある家から聞こえてきた東京オリンピックの実況中継を聞いていたこと,青空の中ブルーインパルスの五輪マークのパフォーマンス,開会式の日本選手団の整然とした行進,坂井義則さんの聖火台への点火,マラソンのアベベの独走と国立競技場内でのヒートリーと円谷選手のデッドヒート,そして鎖に繋がれた鉄球がビルを解体し,それから日本が新しい時代を向かえる表現をした市川昆監督映画の冒頭シーンをいまだに忘れることはありません。
昭和39年(東京オリンピック)に開業,今は北海道内でホテルを経営し57年目,常にサービスや満足を追求し,新たな価値を創造してきました。
特に「食」に関しては地産地消に拘り安心安全をお届けし,今まで多くのお客様と出会い支えていただきました。
57年前多くの人々に希望を与えた様にコロナ禍のなか開催する東京オリパラが成功するよう,57年の思い出と感謝を込めて73歳堂々たる走りで感動を与えたい。
第五走者 小笠原 孝 (おがさわら たかし) さん
小笠原さんは,函館生まれの函館育ちで生粋の函館っ子です。
お父様の代から弥生小学校出身で,函館において,テーオー小笠原さんの創業者です。
事業経営の現役時代からスポーツの振興と教育振興等のさまざまな分野の活動に取り組み,函館地域の盛り上げに努めてこられました。
東京2020の掲げる「スポーツは世界と未来を変える力がある」という考え方に共感し,地域に属する一人として,それを応援したいと思い聖火リレーに参加したいと応募されました。
今回は,スポーツを通じ,アスリートが感動や喜びを生む舞台に先立ち,お元気なお姿を通じて,市民の皆様にも励みになって,より良い社会,より良い未来に繋げるランナーとして情熱を持って参加されました。
小笠原さんは,希望を聖火に託して コンセプト Hope Lights our way 希望の道をつなごう を実践されました。
第六走者 藤本 光 (ふじもと ひかる) さん
藤本さんは,20年間,北海道の中学校で音楽教員をしています。
音楽教員ですがこの20年,部活動でバドミントンや柔道を指導しています。
子どもたちの「頑張りたい!強くなりたい!」という気持ちを叶えるために,練習時間や環境を整え,人とのつながりを大切に指導しています。
東京オリンピックとともに,みんなで目標を達成できていたらと願いながら,練習に取り組む日々です。
第七走者 加藤 大地 (かとう だいち) さん
加藤さんは,5歳からテニスを始め,高校時代にはインターハイで団体優勝を成し遂げました。
その中でも4年に1度のオリンピックに日本代表として出場する事は大きな目標でした。
現在はテニスで培った経験を生かし,父が経営する函館唯一の遊園地,函館公園「こどものくに」でマネージャーとして働いています。
21歳で日本最古の観覧車を文化財にする仕事に携わり,歴史の大切さ,地域の繋がりの温かさを感じ,自分がこれまで与えてもらった夢や希望を,今回の聖火リレーを通じて今度は自分がたくさんの子ども達に繋いでいきたい。
そう思い聖火ランナーに応募しました。
地域に根ざした遊園地を守り続け,観光都市函館を盛り上げる若い力として子ども達に背中を見せ続けたいと思います。
最終走者 大西 颯 (おおにし はやと) さん
自分自身が少しでも皆様のお役に立てたらと思い聖火リレーに応募しました。
オリンピックの延期,そして,今現在も世界中の人達が大変な思いをしています。
この一年,自分自身も今までとは違う生活に戸惑いながらも日々を過ごしてきました。
その大変な中で,たくさんの方々に支えられ,学校へ通うことや陸上競技をできる環境をつくっていただけたことにとても感謝しています。
そして,聖火ランナーとして選んでいただけたことに感謝し,一人でも多くの方々が笑顔になっていただけるように頑張って走りたいと思っています。
なお,大西君は6月6日(日)に開催された函館市中体連陸上大会において100mと400mリレー優勝の2冠を達成しました。
7月27日~28日に帯広市で開催される全道大会に向けて一生懸命練習に取り組んでおります。
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