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市長定例記者会見(令和3年4月22日)

公開日 2021年05月10日

更新日 2022年03月17日

定例記者会見

日時 令和3年4月22日 木曜日 午後2時

場所 市役所8階大会議室




【会見事項】

 

発表事項     新型コロナウイルス感染症の感染状況等について

 

幹事社質問

 

各社質問



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発表事項

(市長)

本日はどうも皆さんありがとうございます。私からまず2点お話をさせていただきたいと思います。1点は新型コロナウイルス感染症の関係についてであります。

全国的にも、また感染症拡大の傾向にありまして、政府は今週中、明日にも東京、大阪、京都、兵庫、4都府県に緊急事態宣言の発令を考えているようであります。

北海道においても、また感染者が増加しつつあります。3月の中旬ぐらいまではちょっと下火になっていたのですが、再び札幌市において感染が拡大し、北海道の8割ぐらいが札幌市の感染だということです。

変異型のウイルスが広がってきているということで、これも北海道知事と札幌市長との間で会談がなされて、近々外出自粛、そしてまた札幌市内の飲食店の時短、そういった要請を行うということのようであります。

函館市は、昨年の10月、11月、そしてまた年末年始を挟んで、1月から2月の上旬ぐらいまで非常に感染が拡大しておりました。その後年末年始の飲食、あるいは帰省に伴う感染状況がいったん落ち着きを見せまして、3月から4月にかけて、一定程度、若干のの感染者が見られたわけでありますが、1日当たりの新規感染者数は、平均2人くらいになっており、年末年始の後に比べると、年度末あるいは年度初めで卒業入学あるいは就職、転勤などで人の移動が非常に多くなる時期で、再び函館においても感染が拡大するのではないのかなと心配しておりましたけども、比較的一定程度に抑えることができたのかなというふうに考えております。

市民の皆さん事業者の皆さんともに、年末年始の後の感染拡大を教訓としていただき、ご協力をいただいたと思っており、感謝を申し上げたいと思います。

ただ、最近の感染者の中には、感染拡大地域、首都圏あるいは札幌圏、こうしたところに由来をする変異型の感染者というのが、12例函館においても確認をされているところであります。

皆さんご承知のように、これまでのウイルスに比べると、変異型は非常に感染力が高いというようなことが言われているわけでありまして、家族間での感染、これも高い確率で感染することが分かってきておりますし、比較的若い世代でも感染者が多くなってきており、変異型の感染力の強さというのが明らかになっているようでありまして、函館においても決して油断できない状況になっていると考えているところであります。より一層の感染拡大防止、感染予防に取り組んでいきたいと思っております。

市民の皆さんには、これから大型連休、ゴールデンウィークということで、お出かけになる機会も多くなるのかなと思っております。

函館市内の状況は比較的落ちついておりますが、東京、大阪のような、これから緊急事態宣言の発令が予定されているような地域、さらに外出自粛、そしてまた飲食店の時短要請などが行われる札幌、そういったところとの往来は、できる限り控えていただき、函館市内で楽しんでいただければと思う次第でございます。

また飲食の際には、これまでも申し上げてきましたが、4人以内の少人数でお願いしたいということ、また短時間で、長時間かけて深酒をしたりしないようにしていただきたい。会話のときには、マスクを着用していただきたい。そしてまた普段生活を共にしない、一緒にいない方との会食、飲食というのはできる限り避けていただきたい。引き続き感染予防対策をお願い申し上げたいと思います。よろしくお願いをいたします。

感染症については、以上であります。

もう1点は、函館市のプレミアム付き商品券についてであります。

プレミアム商品券20万冊ということで予算を計上し、発行総額24億円ということで予定をしておりました。

申し込みを受けた結果、申込件数で5万9,000件、申込冊数では20万冊の予定に対して27万冊の申し込みがありました。

予算が20万冊分しかありませんので、プレミアム商品券につきましては、一応抽選ということになります。当選者には、明日、4月23日から購入の引換券を発送するということになっております。

引換期間は、4月26日から5月9日までであります。使用期間は4月26日から10月25日まで6か月間使用できるということになっております。

前回発行したときは、予算で10万冊のところに19万冊の申し込みがありまして、9万冊分を補正予算を組んで追加発行をして、結果的にご希望の市民の皆さん全員にお渡しをすることができたわけでありますが、今回も、今のコロナウイルスの状況で、非常に我慢をお願いしていることもありまして、市としては、20万冊を抽選で先に決定させていただきますが、当選されなかった方につきましては、後日全員に追加販売を行いたいと考えているところであります。

6月中旬に当選されなかった方に購入引換券を発送して、6月下旬には販売できるようにしてまいりたい。印刷の都合等で2か月くらい遅れますけれども、何とか申し込みされた全員の市民の皆さんのお手元にお届けをしたいと考えております。追加発行については、もちろん議会において、市の補正予算が可決された場合に実施されるという条件つきでありますので、その辺ご承知おきをいただきたいと思います。

当初20万冊で24億円の発行を予定しておりましたけれども、追加発行の7万冊を加えますと、27万冊で32億4,000万円の発行総額となります。一方で、同時期に子育てサポート商品券、これも子ども1人当たり2万円の商品券を26日までにお手元に届くように、これはご自宅の方に発送する予定でありますが、これが3万2,000人分で発行総額6億4,000万円ありますので、両方合わせますと、商品券の発行は約39億円ということになって、経済の方にも少し寄与するものと思っているところであります。

私からは以上でございます。

 

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幹事社質問

 

(幹事社)

新型コロナウイルスのワクチンについてお聞きします。19日から高齢者施設で接種が始まりましたが、ワクチンの接種スケジュールやワクチン供給について北海道や国からの情報があれば教えてください。

 

(市長)

現在、ご承知のように、国立函館病院あるいは市立函館病院など医療従事者に優先接種を行っています。65歳以上の高齢者についても、施設の入所者から行っている最中であります。医療従事者への接種につきましては、5月上旬までにワクチンが全員分が供給されることとなっておりまして、6月下旬までには約1万4,000人が2回の接種が終了できる見込みとなっております。

一方、高齢者への接種につきましては、国が6月中にワクチンを供給するということを示してきておりまして、函館市においても、今週19日から高齢者の入所施設において接種を開始しておりまして、順次、接種を進めていくこととしております。

一般の65歳以上の高齢者については、4月28日から5月1日の間、来週中に郵送で接種券をお届けすることとしております。

まずは、高齢者の集団接種の予約受付を5月10日から開始する予定であります。医療機関での個別接種については、予約の開始時期、あるいは実施医療機関などは別途お知らせします。ワクチンの供給が順調にいけば、高齢者については、5月下旬から市内の医療機関あるいは函館市が開設する集団接種会場で接種を開始できる見通しであります。

高齢者以外の一般の方の接種開始時期については、まだワクチンの供給時期が明らかになっておりませんので、接種に必要な量のワクチンの供給時期が明らかになった段階であらためて公表をさせていただきたいと思います。

高齢者ワクチンの供給については、供給済みが4月18日に1箱、500人分でありますが、4月26日の週、来週にはさらに1箱確定しております。再来週、5月3日の週には9箱が確定しております。現在までに確定しているのは、10箱、5,000人分でございます。

 

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各社質問

 

(記者)

高齢者ワクチンの件について、追加でお伺いします。

5月3日の週に9箱で、確定分は10箱分、5,000人分ということですが、その中から、先ほどおっしゃったように集団接種の分の予定ということで、施設入所者の分は、9箱届いたらそれで終わるということでしょうか。それともまだ足りないということでしょうか。

 

(市長)

施設入所者の分は、まだ足りないのでしょう。

 

(保健福祉部長)

まだ、足りません。

 

(市長)

施設入所者は、何人くらいいるのか。

 

(保健福祉部長)

施設入所者は、約8,000人いらっしゃいます。そのほか必要に応じて、施設従事者にも接種していくことになってまいりますので、この10箱については、全て高齢者施設に回していく予定となっております。

 

(記者)

集団接種会場については、市内何か所ぐらい設ける予定でしょうか。

 

(保健福祉部長)

集団接種会場の数につきましては、まだはっきりしたことは申し上げられませんけれども、まずはワクチン供給が順調にきたところで、保健センターをはじめとして、市内の公共施設で集団接種会場を設置してまいりたいと考えております。

 

(記者)

ワクチンの関係ではなく大型連休の関係で、函館市内で楽しんでいただきたいというふうなこともおっしゃっていましたけれども、例えばその感染拡大地域、首都圏や関西圏のようなところから函館に来るなという、往来は控えて欲しいという言い方はなさるのでしょうか。

 

(市長)

今のところ、そこまで申し上げるつもりはありません。

 

(記者)

具体的に理由をお伺いしてもよろしいでしょうか。

 

(市長)

函館自体が落ち着いてますし、観光客がウイルスを持ち込んで市内で広まったということはこれまでもありませんし、十分気をつけていただければいいのかなと思っております。

ただ、こちらから感染拡大地域に行くのはかなり危険だということで、なるべく避けては欲しいということです、持ち帰るということです。

首都圏なり札幌に行ってウイルスを持ち帰っている例というのは、これまで多々ありますので、それは気をつけていただきたい。

それからよくあるのが、親族間です。子どもとかが帰ってきて感染させるというのが、今までの感染の例としては非常に多い。かえって親族間の方が心配ですね、観光客よりも。

 

(記者)

ゴールデンウィークに関連してなんですが、函館割が4月から開始されて、市民の方の利用が結構あるのかなと思うのですが、観光客が見込めない中で、地元の方に地元の魅力を再発見してもらうということになるのでしょうか、ゴールデンウィークを迎えるにあたって。

 

(市長)

函館割については、4月から6月まで50%を市の負担で割り引くということで、4月中には北海道の割引制度と併用すると4分の1、正規料金の25%でお泊りいただけるということになっております。

5月以降、北海道の制度がどうなるかは、今の時点ではっきりしませんけれども、函館割については5月以降6月まで予算がある限りは半額で泊まれる制度であります。ただ、これを宿泊者全員に拡大するということについては、GoToが再開されない限り行わないということで決めてきましたので、そういう中で函館市民であればそんなに感染を拡大させる心配もないし、また窮屈な思いをされてコロナ禍で非常に耐えていただいている皆さんに使っていただきたいと、市として考えたということであります。そしてまたそのことがホテルの経営にも少しは役立つのかなということもあって、市民限定での割引制度というのは継続して実施していきたいというふうに考えております。他地域からの人についての拡大は、現在考えておりません。

 

(記者)

これからの状況次第によるとは思いますが、7月以降も函館割というのは、継続する方向なのでしょうか。

 

(市長)

今のところ7月以降どういう状況にコロナがなるのか、ワクチンの接種も進んできますので、そういうことが必要かどうかっていうのはまだ全く白紙です。考えておりません。ホテル・観光業が非常に苦境に陥ってますので、そのことをしか考えておりません。今後については、そのときの状況を見て判断していきたいと思っております。

 

(記者)

外から来る観光客の人は、特に函館来訪を控えて欲しいとかやめて欲しいという呼びかけはされないということなんですが、それは当然、市営施設とか民間の施設に関しても、今は短縮はしていますけれども営業はしていますから、当然1年前のゴールデンウィークのように休業して欲しいとか、市営施設に関してはするということはなくて、現状の営業をゴールデンウィーク中も続けるということでよろしいでしょうか。

 

(市長)

市内の今の感染状況は、先ほど申し上げましたように感染者ゼロの日も結構多くなってきております。札幌の状況とはちょっと違うのかなということで、もちろん市内の飲食店に時短というのは今の時点では全く考えておりませんし、市民の外出自粛ということも全く考えておりません。

観光施設とか市の公共施設については、感染防止の対策を徹底しております。そういうところでは、市民とあまり交わる場面はないので、そのこと自体が函館市の中で感染者を拡大していくことにはならないのかなと思ってます。昨年のコロナの正体がよく分からなかったときとは少し状況が違います。あと、もちろん非常に厳しい状況が急激に函館市においても起こってくるとすれば、場合によっては公共施設を閉鎖するとか、そういうことも考えられますけれども、今時点では考えておりません。

 

(記者)

一般の函館市民と観光客の人がお互いウイルスを移しあうほど接触するということはあまりないと思うのですが、飲食店だと、市長が繰り返し呼び掛けられていますが、こないだも記事に書かせていただきましたが、対策をするところはしっかりしているのですが、ここから200mくらいのところで、コロナが始まってからずっと店員さんがマスクをしないでやっているようなお店もないわけではないのですが、ゴールデンウィーク前に、市民の人も暖かくなって外歩きも増えてくるので、もう1回巡回とか指導みたいなことで、たがを締めるようなことをお考えになっていないのでしょうか。

 

(市長)

東京がそういうことをやったようですが、函館は今まで2回やっています。店員がマスクをしていない店には入るなっていう私の言葉を記事に書いていただきましたけれども、本町、五稜郭地区で1月はちょっと危ない状況があって注意を促しました。その甲斐があったといいますか私が言ったからというわけではなくて、皆さんがきちっとそういうことを危険性を察知していただいて、いろいろ気をつけていただきました。おかげで今函館市内の飲食店でのクラスターとか感染というのは確認をされておりません。そして、札幌とちょっと違っていて、一般の函館市民の行くところと観光客が行くところは違い、比較的分離されていますので、私自身はそんなには心配していません。それから今までの感染対策をお客さんの方もそして店の方も十分していただくこと、それだけはお願いを申し上げたいと思っております。

 

(記者)

親族往来の帰省でも、なるべく家の中でもマスクしてほしいとか、あるいは宿が空いていれば実家で寝泊まりするではなくて外泊をするということは、このゴールデンウィークでも市民の方には呼び掛けていくのでしょうか。

 

(市長)

もちろん、先ほども申し上げましたけれども一番多いのはそこです。札幌や東京に仕事で行った人たちはほとんど函館の場合は感染していません。ウイルスを持ち帰っていません。ほとんどが子どもとか孫だとかが帰ってきた、あるいはそこに親の方が出かけていった、そういうケースがほとんどでありまして、親族間の方がかえって、不要不急かどうか、仕事に比べるとちょっといろいろ避けられる事態もあったのかなというふうには推測はしますけれども、そちらの方が圧倒的に感染が多いです。

したがって、仕事の往来だとか観光で来てるっていうことで広がったんじゃなくて、子どもや孫のところに出かけていった、あるいは子どもや孫が帰ってきた、避けられるのであれば避けられたのかなというケースの方が多いわけでありまして、このゴールデンウィークはできれば行かないで欲しいですし、また来ていただきたくはないな、よっぽどの何か事情があれば別ですが、と思っています。

 

(記者)

整理しますと、函館市民が行って欲しくないところは、札幌市と緊急事態宣言が再発令される首都圏とかということでしょうか。

 

(市長)

緊急事態宣言が再発令されるところはもちろんであります。また、まん延防止の措置がとられているところもあります。北海道では、もちろん圧倒的に感染者の数の8割近くを占めているのは札幌ということでありますから、そういうところとの往来についてはできるだけ避けていただき、どうしても行かざるを得ない、来ざるを得ないという場合には十分気をつけていただければと思います。

 

(記者)

そういうところから旅行に来る方は、行動に気を付けてもらえれば、やめて欲しいとまでは言わないということでしょうか。

 

(市長)

先ほど申しあげたとおりです。

 

(記者)

往来の話で1点伺いますが、すごく簡単に言うと、帰省は控えてという一言でしょうか。観光で来ていただく分は気を付けてやっていただく。

 

(市長)

今までの函館の感染事例を見ると、観光客で広がったりとかそういうのはほとんど見られませんし、結構来ています。今日も札幌ナンバー随分いるなというのは感じました。ただ、それは仕事と観光と両方あるでしょう。そういう関係では、仕事で来た人から移ったということもないし、観光で来た人から移ったという例はありません。家庭を持った子どもたち、もちろん札幌にも、東京、首都圏にもいますよ3人、4人家族、そういう人たちが持ち込んでるのもありません。ほとんどは独身の親族、子ども、孫が帰ってきた例、それから独身の子どものところに出かけていった親、そういう人たちの持ち込み、あるいは行って帰ってきた親、そういう事例がほとんどです。札幌とか東京に行って暮らしていても、家庭持ってる人たちっていうのは、家庭で食事をするわけだけれども、1人の方っていうのはそうはいかないからやはり外での食事が多くなり、それだけ感染の機会が多いのかな、やむを得ない面もあるんだけども。そういうことに十分注意していただきたいということです。

 

(記者)

あと、保健所の件で、先日保健所長が陽性確認されたというリリースを発表されたと思うんですけれども、新型コロナ対応にあたるトップの感染ということで、保健所のコロナ対応の体制に影響はありませんでしょうか。

 

(市長)

保健所長が感染をして、変異型だったということで、由来はある程度想定していますけれども、検体採取中に感染をした可能性が高いと思います。保健所長が自ら先頭に立っていろいろ採取をしたり指示したりしてきました。検体採取については、保健師や場合によっては函病の協力なども得て、滞りなくやれるという体制はでき上がっています。それから部次長以下職員も所長が少し留守をしても滞りなくやれる体制は組んでいますし、場合によっては保健福祉部の職員等も手伝いながら、停滞なく、遅滞なく仕事ができるようにしているつもりです。私も当日、保健所に顔を出して、職員に動揺しないように落ちついて仕事をしてください、何かあったら言ってきてくださいと言ってきましたし、保健所長とも電話で話をしました。所長には、働きっぱなしなので、病院でゆっくり療養してすっかり治して帰ってきてくださいということを申し上げたところです。保健所長がいない間も十分函館市の保健所機能を維持していくことは可能だと、できるというふうに思っております。

 

(記者)

クルーズ船のことでお尋ねしたいのですが、ゴールデンウィーク中の5月2日に「飛鳥2」が入港予定になっていると思うのですが、函館にとっても北海道にとっても1年半ぶり位のクルーズ船の入港で、観光地朝市とか特に歓迎をしている声がある中で、どうしてもダイヤモンド・プリンセス号の集団感染というのが頭から離れないっていう部分もあって、市民の皆さんも複雑な思いを抱えていらっしゃると思うんですけれども、クルーズ船再開にあたっての市長のお考えと、昨年は道内最多で入港が予定していましたが全てキャンセルになりましたけれども、今後の誘致の方向性だったりとか、その辺を改めてお聞かせください。

 

(市長)

今の入国管理の状況からいくと、外国籍の船が外国人を乗せて入港して日本に入ってくるというのは極めて厳しい、事実上できない状況にあって、当面は日本国籍の船だけ、そして、乗客も日本在住の人に限られるのかなと思っております。

ダイアヤンド・プリンセスのときのことも踏まえて各船会社においては、大変厳しい感染対策を実施して、PCR検査等もやるし、船内においても万が一の事があったときに、あのときのように隔離ができないという状況ではなくて、きちっと隔離できるようなこしらえをするとか、そういうことを非常に考えております。また、これは全国の港湾が共通でありますが、受け入れる側としてもきちっとした感染対策を船会社にも要求しています。こちらとしても万が一の場合を想定しながら、非常に厳しい感染対策を実施しているところでありますので、普通の観光客以上に客船観光客の方が管理されてくるので、安全と言ったら変ですが危険性としては少ないのかなと思っております。

こういう意味から言うと、函館に宿泊しませんので、買い物とか施設見学する、あるいは函館山に登る、そういうことで市民との接触もあまり考えられませんので、それほど客船が感染をもたらすというふうには考えておりません。

だから日本国籍の船には限られますが、経済的なことを考えれば、できるだけ多く入港をしていただきたいと期待をしております。ただ、先ほど申し上げましたが外国籍の入港ができないとなると、これは席数もそうですが客の数としても限界がありますので、早くコロナが治まって、年内はちょっと厳しいのかなとは思いますが、また50隻を超えるような船が入ってくる状況にしていきたいと思っております。

 

(記者)

市立函館博物館、郷土資料館の運営の見直しについてです。

3月の市議会や先日の博物館協議会の中で、郷土資料館について民間への指定管理者制度から市の直営管理とすることや開館時間を縮小するといった運営方針の見直しが示されました。郷土資料館は、西部地区にある観光資源の一つで道の有形文化財に指定されている歴史的建造物です。現在函館市が進める西部地区再整備事業の中では、民間の力を活用することや使われていない歴史的建造物の有効利用を図ることが示されております。今回の郷土資料館の運営の見直しは市教委が担当かもしれませんが、市長が進める西部地区再整備事業とは異なる動きのように思います。市長はどのようにお考えかお聞かせください。

 

(市長)

教育委員会の運営の仕方なので、私は詳しくお聞きをしておりません。その中で申し上げるとすれば、決して施設の売却を考えているとか、ロシア領事館とは違ってですね、そういうことは考えてないと思います。それで客数が1年間で7,000人だったか1万人で、それも夏場がそのほとんどで、その割には経費が結構かかっているということです。施設を廃止するということではなく、その経費をできるだけ当面抑えるために、直営で開館をするという方向で教育委員会が検討しているとはお聞きしておりますが、そういう方向で決まったというふうには報告を受けておりません。また私が報告を受ける立場でもありません。施設を廃止するとなると私の所管になりますが、運営自体は私がどうのこうの言う立場にないのですが、分かっている限りではそういうことで、決して西部地区の再整備の方針と異なるというふうには考えておりません。

 

(記者)

プレミアム付き商品券の追加発行の件で、今回追加になるのが約8億円位だと思うのですが、財源についてはどのようにお考えなのでしょうか。

 

(市長)

財源については、当初はプレミアム分が20%ですから4億円です。事務費が1億6,000万円くらい、印刷代とか委託料、販売の委託料とかそういうのがあって、あわせて5億6,000万円の予算であります。追加発行に必要な額は、プレミアム分が7万冊の20%ですから1億4,000万円、それに事務費が約7,000万円くらいで、合わせて2億1,000万円くらいの補正予算を組まなければならないと思っております。

財源は、多分国の交付金は使い果たしていますので、財政調整基金で対応すると思います。まだ、正式には決まっておりません。財務当局が、現在検討していると思います。

 

(記者)

新しい過疎法の関係で、今年の4月から函館市は、東部4支所地域を除いて一部過疎となり、過疎債が使えなくなる事業があるのかなと思いますが、市政の運営に影響はありますのでしょうか。

 

(市長)

これは2014年、平成26年に過疎法が一部改正されて、東部4地域だけではなくて、旧函館市も過疎法の対象になりました。当時、総務省に行ったとき事務次官に、びっくりした、函館市が過疎地域かって言われてですね。こっちもショックだったんですが本当は。それだけ人口が減少した。北海道では、うちだけではなく小樽市か釧路市かどこかもそうだったと思うのですが、事務次官も函館市が過疎っていうのはちょっとねって、私もちょっとみっともないなと思いながらもまあ仕方がないなと思っていたんですが、それが今度また特別措置法が改正されて、施行に伴いまた東部4地域のみの指定に戻ったいうことです。

過疎債については、もちろん国からの起債の発行可能額が縮小され、旧函館市域の分については徐々に減らされていきますが、6年間はこれまで通り適用されますので、過疎債の発行というのは可能になっています。経過措置後についてはもちろん、6年間の経過措置が終わると東部4地域以外は発行できなくなりますが、もともとそんなに大きなものに過疎債っていうのは充てていないので、全国枠もそんなにないんです。私がやってきたのは、アリーナもそうですが合併特例債を充ててやってきました。そういうことからいえば函館市の財政規模から言えば、それほど大きな影響を財政的に与えるとは考えておりませんし、逆に言うとちょっと不名誉だったというのが、喜ぶわけではないんですけれども、まあやむを得ないなと思っていました。

 

(記者)

そうすると全部過疎に戻してくれというような要望をするということは考えていますでしょうか。

 

(市長)

全く考えていません。

 

 

 


※記者会見における質疑内容の要旨をとりまとめの上掲載しています。

 

 

記者会見動画YouTube 函館市公式動画チャンネル)

 

配付資料 

 

   
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