公開日 2022年02月06日
更新日 2022年03月26日
投げ込みヒーターとは?
水を張った容器に入れることにより,簡単に水を温めることができる移動式のヒーターで,建築現場でお湯を沸かす目的で広く使用されています。
火災事例
〇改装工事中の住宅において,清掃に入った作業員がポリバケツ内の水を温めるために投げ込みヒーターを使用していたが,帰宅する際にヒーターのコンセントを抜き忘れて帰宅してしまい,ポリバケツ内の水が蒸発し空焚き状態となり,ポリバケツに着火して出火した。
〇普段から浴槽内の水を投げ込みヒーターで加温している家庭において,脱衣場内の中身が空のポリバケツにヒーターが置かれていたが,浴槽内にヒーターがあるものと勘違いしてコンセントを差し込んでしまい,その後外出,ポリバケツに着火して出火した。
〇普段からタイマースイッチを接続し,決まった時間のみ作動するようにした状態で投げ込みヒーターをお風呂の追い炊きに使用している家庭において,コンセントを抜き忘れたままヒーターをプラスチック製のカゴに置き外出,その間にタイマースイッチが機能しヒーターが作動してしまい,プラスチック製のカゴに着火し出火した。
〇普段からお風呂の追い炊きに投げ込みヒーターを使用している家庭において,使用後にテーブルタップの個別スイッチをオフにして洗濯場に保管していたが,物を取ろうとした際に意図せず個別スイッチがオンになってしまい,作動したヒーターがタオル等に触れて着火し出火した。
投げ込みヒーターが原因の火災を防ぐために!
正しく使用すると大変便利な投げ込みヒーターですが,使用前・使用中・使用後の確認を怠ると火災になる危険があります。
使用する前に,取扱説明書や使用上の注意事項をご確認ください。
また,火災を防ぐための重要なポイントは,次のとおりです。
・通電前にヒーター部分がきちんと水に浸かっているか確認する!
・樹脂製容器は使用しない!
・通電中は目を離さない!
・使用後は必ず投げ込みヒーターの電源プラグを抜く!
これらの注意事項をヒーターを使用する全員が徹底することで,投げ込みヒーターが原因の火災を防ぐことができます。
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