公開日 2022年03月17日
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南茅部地域の漁業開拓の歴史
南茅部地域の漁業開拓は,延宝5年(1677年),能登に生まれた漁業経営者 飯田屋与五左衛門の尾札部移住に始まると言われています。
与五左衛門は,浜に押し寄せる魚の群れと周囲の環境に着眼し,この地でアイヌの人々とともに漁に励み,やがて浜は賑わいをみせたそうです。
天保10年(1839年),臼尻の小川屋幸吉と尾札部の飯田屋三代目与五左衛門が北東北の南部地域から網大工 田鎖丹蔵を招き,小川屋幸吉は弁天島沖に,与五左衛門は黒鷲岬の沖にマグロ漁獲用の漁網を海中に張り建てたのが,北海道の大謀網のはじまりと伝えられています。
▲ 北海道建網大謀網漁業発祥之地碑(函館市尾札部町242)
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