公開日 2018年07月03日
更新日 2021年12月14日
経過
近年,これまでの想定を上回る豪雨が各地で発生したことを踏まえ,水害からの避難体制等の充実・強化を図るため,平成27年5月に水防法が改正されました。
この改正により,洪水浸水想定の前提となる降雨について,概ね50年に1度の「河川の洪水防御に関する計画の基本となる降雨(計画降雨)」から,概ね1,000年以上に1度の「想定し得る最大規模の降雨(想定最大規模降雨)」へと変更されたことを受け,北海道は平成30年6月29日付けで,久根別川の新たな洪水浸水想定区域等を指定・公表しました。
既に指定・公表済みの洪水浸水想定区域等
〇常盤川および石川(平成29年12月15日付)
〇松倉川および鮫川(平成30年4月3日付)
指定・公表の内容
北海道は,新たな洪水浸水想定区域等を示した下記の(1)から(5)の想定区域図を渡島総合振興局函館建設管理部
において縦覧しているほか,ホームページにおいても公開しています。
(1) 洪水浸水想定区域(想定最大規模降雨)
流域に24時間で399mmの降雨がある場合の浸水想定
(2) 洪水浸水想定区域(計画降雨)
流域に24時間で159mmの降雨がある場合の浸水想定
(3) 浸水継続時間
想定最大規模降雨による浸水の継続時間
(4) 家屋倒壊等氾濫想定区域(氾濫流)
想定最大規模降雨による河川からの氾濫流により,家屋が倒壊・流出するおそれがある区域
(5) 家屋倒壊等氾濫想定区域(河岸浸食)
想定最大規模降雨による河川の激しい流れにより河岸が削られ,家屋が倒壊・流出するおそれがある区域
本市の対応
当該河川は,行政区域外の河川ですが,洪水の浸水想定区域が本市にも影響があることから,この度の指定・公表に基づいて,今後,インターネット上の電子地図で閲覧できる「函館市防災ハザードマップWeb版」の更新,現行の洪水ハザードマップの見直しおよび全戸配布を予定するなどにより,洪水時の危険箇所や避難場所等の周知に努めてまいります。