Language

目的
から探す

注意情報
ヘッドライン
緊急情報
ヘッドライン

史跡四稜郭

公開日 2023年06月16日

史跡四稜郭空撮写真

 史跡四稜郭の空撮写真

 

基礎情報

所在地:函館市陣川町59 

面積:21,564.26平方メートル

施設:駐車場(約25台分),トイレ,あずまや,水飲み場 

   ※史跡入口は緊急車両通行のため,一般車両の駐車はご遠慮ください。

   ※水道管の凍結防止のため,冬期間はトイレを閉鎖し,水飲み場も止水します。

史跡四稜郭内あずまやの写真

史跡四稜郭のあずまやと水飲み場

四稜郭の歴史 

1868(明治元)年10月に五稜郭を占拠した旧幕府脱走軍は,新政府軍の攻撃に備えて各地に防御陣地を築きましたが,五稜郭の鎮守である北海道東照宮を守るため,五稜郭の北方約3kmの函館を一望できる緩斜面台地にも洋式の台場「四稜郭」を急造しました。

四稜郭は,蝶が羽を広げたような形の堡塁で,東西約100m南北約70mの範囲に,幅5.4m高さ約3mの土塁が巡り,その周囲には幅2.7m深さ0.9mの空濠が掘られています。

また,土塁の南西側には門口が設けられ,郭内(面積約2,300平方メートル)の四隅には砲座が配置されていますが,建物は造られませんでした。 

地元の言い伝えによると,旧幕府脱走軍は士卒役200名と付近の住民約100名を動員して,昼夜兼行で数日のうちにこの四稜郭を完成させたといわれています。 

1869(明治2)年5月11日,新政府軍は箱館総攻撃を開始しました。

松岡四郎次郎率いる旧幕府脱走軍は四稜郭の防御に努めましたが,新政府軍には福山藩兵も加わり,さらに長州藩兵が四稜郭と五稜郭の間に位置する権現台場を占領したため,退路を断たれることを恐れ五稜郭方面へと退却しました。

同年5月18日には旧幕府脱走軍の榎本武揚以下が降伏し,箱館戦争は終わりました。

史跡四稜郭稜堡の写真

四稜郭の稜堡

四稜郭の保存と現況 

旧幕府脱走軍の降伏という形で箱館戦争が終結した後,四稜郭はかなり荒廃がすすんでいました。しかし,昭和9年1月22日に史跡に指定されて以来,地元の方々をはじめ,市民の手厚い保護を受けて,今日までその原形を保つことができました。

亀田町(昭和46年に市制施行,昭和48年に函館市と合併)では,この史跡保存に万全を期すため,昭和44年度から47年度にかけて,国・北海道の補助を受けて土塁の修復等の環境整備工事を実施しました。また合併後の函館市としても,平成2年度以降断続的に再整備事業を実施し,この史跡を歴史学習や市民の憩いの場として,広く利用していただけるように整備しています。 

史跡四稜郭内桜並木の写真

四稜郭の桜並木  

 四稜郭ご利用上の注意

史跡四稜郭は国民共有の財産です。ご利用にあたっては,以下の事項をはじめ,他の利用者の迷惑になるような行為を行わないようにしてください。 

史跡四稜郭の斜面は大変急になっています。史跡の意義をご理解の上,ご利用にあたってはくれぐれも安全にご留意ください。小さなお子様をお連れの方や身体の不自由な方は,特にご注意願います。

また,史跡内で発生した事故等につきましては,当事者間で解決をしてください。 

・土塁などに登ったり芝生を傷めたりすること 

・自転車,バイク,自動車などを乗り入れること 

・ペットの放し飼いやフンを放置すること 

・火気を使用すること 

・ゴミを捨てること

・球技など他の利用者に危害を与える恐れのあること

史跡四稜郭の平面図

史跡四稜郭平面図

四稜郭へのアクセス

・JR函館駅から 

 函館駅前停留所から函館バスで神山通(北陸銀行近く)下車(約35分)。停留所から約2,000m。

 タクシーやレンタカー等自動車で国道5号線・道道347号線経由,約8km。

 ※亀田支所前停留所から四稜郭入口停留所までは58系統で行くことができますが(約6分),便数が少ないた

  め,時刻表をご確認ください。

・函館空港から 

 函館空港停留所から函館バスで亀田支所前停留所下車(約30分)・乗り換え,神山児童館下車(約23分)。停留所から約1,100m。

 タクシーやレンタカー等自動車で道道100号線・道道347号線経由,約9.5km。

北海道東照宮

・旧北海道東照宮/現神山稲荷神社

所在地:函館市神山3丁目18

1864(元治元)年五稜郭が完成した時,五稜郭の鬼門(北東)を守護するために建立されました。箱館戦争の折には周囲に砲座が築かれ,権現台場とも呼ばれました。社殿は箱館戦争の戦災によって焼失してしまい,現在は神山稲荷神社となっています。

鳥居は1865(元治2)年に建てられたもので,五稜郭や弁天台場の石垣を手がけた石工の作です。

神山稲荷神社写真

神山稲荷神社

・現北海道東照宮

所在地:函館市陣川町82-153 

戦災で社殿が焼失した後,宝来町など市内を転々とし,1992(平成4)年に現在の陣川町に建てられました。境内の手水鉢(ちょうずばち)は旧北海道東照宮創建時に箱館奉行が奉納したもので,現在も箱館戦争時の銃弾の跡が残されています。 

北海道東照宮写真

北海道東照宮

 史跡四稜郭イメージアップ推進事業

平成30年度から,函館市神山町会との協働事業として,四稜郭の駐車場横緑地で芝桜の植栽と管理を行っています。同事業実施においてはボランティアを募集していますので,草花やボランティア活動に興味がある方,また函館の歴史や四稜郭に興味のある方は,神山町会(0138-53-6645)までご連絡ください。


ホームページに関するアンケートにご協力ください。

 
※提供しているデータの内,テキスト,文章,表のみをオープンデータの対象とし,写真・図については対象外とします。
  • 本ページに掲載しているデータは、自由に利用・改変できます。
  • 本ページに掲載しているデータを元に、2次著作物を自由に作成可能です。
  • 本ページのデータを元に作成したものに、データの出典(本市等のデータを利用している旨)を表示してください。
  • 本ページのデータを編集・加工して利用した場合は、データを元に作成したものに、編集・加工等を行ったことを表示してください。また、編集・加工した情報を、あたかも本市等が作成したかのような様態で公表・利用することは禁止します。
  • 本ページのデータを元に作成したものに、第三者が著作権等の権利を有しているものがある場合、利用者の責任で当該第三者から利用の承諾を得てください。

お問い合わせ

教育委員会生涯学習部 文化財課
TEL:0138-21-3456