公開日 2018年12月21日
更新日 2025年03月21日
麻しん(はしか)について
麻しんは,麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症として知られています。潜伏期間は10~12日です。
症状
感染すると,発熱や咳,鼻水といった風邪のような症状が現れます。発熱が2~3日続いた後,39度以上の高熱と発疹が出現します。肺炎,中耳炎を合併しやすく,また,10万人に1人程度と頻度は高くないものの,感染後,特に学童期に亜急性硬化性全脳炎(SSPE)と呼ばれる中枢神経疾患を発症することもあります。
感染経路
空気中を漂うウイルスを吸い込むことによる空気感染,患者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことによる飛沫感染,ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる接触感染で,その感染力は非常に強いと言われています。免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し,一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。
予防方法
麻しんの予防接種が最も有効な予防法といえます。麻しん含有ワクチン(主に接種されているのは麻しん風しん混合ワクチン)を接種することによって,95%以上の人が麻しんウイルスに対する免疫を獲得することができると言われています。また,2回の接種を受けることで,1回の接種では免疫がつかなかった方の多くに免疫をつけることができます。さらに,接種後,年数の経過とともに免疫が低下してきた人に対しては,2回目のワクチンを受けることで免疫を増強させる効果があります。
定期予防接種の対象者(第1期:1歳~2歳未満,第2期:5歳~7歳未満で小学校入学前1年間)は,公費負担(無料)で接種することができますので,「定期予防接種の概要」(子ども未来部母子保健課)のページをご確認ください。それ以外の方は自己負担(有料)での接種となります。
治療
特別な治療法はなく,症状に応じた治療となります。
その他
令和5年以降,国内において麻しん患者の発生事例が複数確認されています。近年の麻しんの国内発生は輸入症例が多く,訪日客や海外渡航者の増加に伴い輸入症例が増加し,発生リスクが高まっています。現在,本市において麻しんの発生はありませんが,感染が疑われる場合には,受診前に必ず医療機関に連絡し,指示に従って,速やかに受診してください。
麻しんは感染性が強い病気です。症状が出現する1日前(発疹出現の3~5日前)から発疹消失後4日くらい(または解熱後3日)までの期間は,周囲の方への感染の恐れがあるため,受診の際に公共交通機関の利用はできるだけ控える,人混みの多いところへの外出を避ける等,周囲の方に感染させないためのご協力をお願いいたします。
海外渡航される方へ
現在,海外における流行が報告されています。特に,ベトナムをはじめとする諸外国を推定感染地域とする輸入事例の報告が増加しており今後,輸入事例の更なる増加や,国内における感染伝播事例が増加することが懸念されます。そのため,海外渡航される場合は次のことに注意してください。
1 海外渡航前の注意事項
(1)ウェブサイト等を参考に,渡航先の麻しんの流行状況を確認すること。
(2)母子保健手帳などを確認し,過去の麻しんに対する予防接種歴,り患歴を確認すること。
(3)過去定期接種を実施した記録がない場合は,渡航前に予防接種を受けることを検討すること。
(4)麻しんのり患歴やワクチン接種歴が不明な場合は,抗体検査を受けることを検討すること。
2 麻しんの流行がみられる地域に渡航後の注意事項
(1)渡航後,帰国後2週間程度は麻しん発症の可能性も考慮して健康状態に注意すること。
(2)発熱や咳そう,鼻水,眼の充血,全身の発しん等の症状が見られた場合は,医療機関を受診すること。また受診時には,医療機関に対して事前に,麻しんの流行がみられる地域に渡航していたことや,麻しんの可能性について伝達すること。
(3)医療機関を受診する際には,医療機関の指示に従うとともに,可能な限り公共交通機関を用いることなく受診すること。
関連通知等
R7.3.19 麻しんの国内外での報告増加に伴う注意喚起について(協力依頼)[PDF:211KB]
麻しんリーフレット(2025年版・出国前)[PDF:519KB]
麻しんリーフレット(2025年版・出国後)[PDF:519KB]
R6.12.26麻疹の発生に関するリスクアセスメント(2024 年第二版)[PDF:1.19MB]
関連リンク

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