公開日 2019年07月25日
更新日 2021年12月14日
手足口病とは
手足口病は,子どもを中心に主に夏に流行します。コクサッキーウイルスA6,A16,エンテロウイルス71(EV71)などが原因となります。
症状
感染してから3~5日後に,口の中,手のひら,足などに水疱性発疹が出ます。発熱は約3分の1に見られますが軽度であり,38度以下のことがほとんどです。また,発病しても多くは軽症で,発疹は3~7日で消失します。
感染経路
患者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことや(飛沫感染),水疱の内容物や便の中のウイルスが,手を介して口などの粘膜に入ること(経口感染,接触感染)によって感染します。
治療
ワクチンや特別な治療法はなく,経過観察を含め,症状に応じた治療となります。まれに髄膜炎や脳炎などの合併症が起こることがあります。
予防方法
しっかりと手洗いをすることが大切です。症状がおさまった後も2~4週間は便の中にウイルスが排泄されるので,普段からトイレの後やおむつ交換後の手洗いを徹底し,タオルの共用を避けましょう。
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