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アレルギーについて

公開日 2016年03月08日

更新日 2021年12月14日

アレルギーについて

アレルギーってなに?

 私たちの身体には,自分の身体の成分と違う物(例えば、細菌、ウイルス、食物、ダニ、花粉など)が入ってくると,これを異物として認識し,攻撃して排除しようとする仕組みがあります。これは『免疫反応』と呼ばれるからだを守るための防御システムであり,生きていく上で必要不可欠な反応です。

 しかし,食物やダニ,花粉など本来は病原性のない異物(抗原)に対して特別な抗体をつくって過剰な反応を起こすことがあり,再度侵入したものを排除しようとします。

 一般的に免疫反応は身体にとって必要不可欠な反応ですが,時には過剰となり身体にとってマイナスに働いてしまう場合があり,これをアレルギー反応と呼んでいます。

 

アレルゲンについて

 アレルギー反応を引き起こす抗原のことをアレルゲンと言い,その多くはタンパク質です。下に,アレルゲンの一例を紹介します。

 

 ・花粉  ・ダニ  ・ハチ毒

 ・薬品  ・カビ  ・ハウスダスト

 ・食物  ・天然ゴム  など

 近年患者数が増加している,花粉症について紹介しています。→花粉症について

 

アレルギーの分類

アレルギーと一言で言っても,その作用機序や症状発現に要する時間などもそれぞれ違い,下記の4つに分類することができます。

 

1型(即時型・アナフィラキシー型)

 1型アレルギーは,Bリンパ球によって分泌される抗体(IgE)が関与することで起こるアレルギーです。

 アレルゲンが体内に入った直後から数時間以内という短い時間で症状がでてきます。

 ヒスタミンをはじめ,化学伝達物質による反応は数時間もすれば引いてくるため即時型アレルギーと呼ばれます。

 ただし,花粉など常に抗原と接している状態だとヒスタミンが出続け,数時間しても引かない場合があります。

代表的な疾患

 花粉症,アトピー性皮膚炎,アレルギー性鼻炎,気管支喘息,食物アレルギー など

 (アトピー性皮膚炎は1型に加えて4型も関与しています。)

 

2型(細胞傷害型) 

 2型アレルギーは,何らかの原因で自分の細胞表面が抗原として認識されてしまうアレルギーです。

 これによって自分の細胞に対する抗体が産生され,攻撃されることによって起こります。

 

代表的な疾患

 自己免疫性溶血性貧血,不適合輸血による溶血性貧血特発性血小板減少性紫斑病 など

 

3型(免疫複合体型・アルサス型)

  3型アレルギーは,可溶性抗原(体液中に溶けている抗原)とIgGとの反応で起こるアレルギーです。

 この2つが結合することで産まれる免疫複合体によって,組織の傷害が起こります。

代表的な疾患

 関節性リウマチ,SLE(全身性エリテマトーデス),糸球体腎炎 など

 

4型(遅延型・アナフィラキシー型)

 4型アレルギーは,細胞内のTリンパ球によって起こるアレルギーで,1型のような抗体は関与しません。

 また,抗原を体内に取り込んでから半日や数日経って反応が起こることが多いことも特徴の1つです。

代表的な疾患

 接触性皮膚炎,ツベルクリン反応 など

 

       

 

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公益財団法人 日本アレルギー協会

日本アレルギー学会(日本アレルギー学会専門医・認定医一覧)

関節リウマチ・アレルギー性疾患 患者さまおよびご家族向けサイト(アレルギー相談センター)

独立行政法人環境保全機構(大気汚染・ぜん息などの情報館)

     
   

 

 

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お問い合わせ

保健福祉部 健康増進課
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