公開日 2016年12月05日
更新日 2021年12月14日
合流式下水道緊急改善事業の事業評価
○合流式下水道緊急改善事業について
下水道のしくみとして,汚水と雨水を1本の下水道管(合流管)に集めて流す合流式下水道,汚水管と雨水管で別々に流す分流式下水道があります。家庭や事業所から排出される汚水は,合流管または汚水管により下水処理場まで運ばれ処理した後,海へ放流されます。
合流式下水道は,浸水対策と水洗化の普及促進が同時に図られるとともに,事業費が安価となるため,早期から下水道整備に着手した大都市等を中心に採用されてきました。
敷地内に降った雨や道路の雨水側溝等に流れ出た雨水は,汚水と一緒に下水処理場まで運ばれ,河川や海に放流されます。
晴天時や雨量が少ないときには,分流式と変わりなく全量を処理して放流されますが,大雨の時には一部が雨水吐口から河川や海に放流されることから,公共用水域への影響が懸念されていました。
このため,平成15年に下水道法施行令が改正され,合流式下水道を採用している都市においては,雨天時放流水の水質基準が定められました。また,その放流水質基準を達成するために「合流式下水道緊急改善事業」が創設され,平成25年度までに対策を完了するとともに,その事業を評価することが義務付けられました。
○事業評価について
函館市では,改善対策として貯留管や簡易型夾雑物流出防止装置の設置のほか,雨水吐室分水堰の嵩上げ対策を平成25年度に完了しました。
平成26年度には,雨天時水質のモニタリングおよび本事業の目標達成状況などの事業効果に関する事後評価を行い,また,有識者等第三者からの意見聴取を経て事業評価を実施したことから,その内容を国土交通省へ提出しました。
なお,事業評価の結果は,次のとおりです。
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