公開日 2022年03月07日
2014年度夏季の電力需給については,厳しい見通しとなっており,電力の需給ひっ迫に伴い停電等が発生した場合は,次の防火・防災対策をお願いいたします。
市民のみなさまへ
(1) 119番通報について
電源を必要とする固定電話(電話機)やIP電話などは,停電時に使用できない場合がありますので,このようなときは,携帯電話や公衆電話などにより,「119番通報」をしてください。
また,緊急通報システム(火災・救急事案発生時に自動又は手動で消防機関等に通報できる機器)についても,停電時は作動せず,消防機関等へ通報されない場合がありますので,ご注意ください。
(2) 家電製品などの使用について
電気こんろや電子レンジ等の電気機器の使用中に停電した場合は,停電から復旧した時の火災発生防止のためスイッチを切り,念のためコンセントを抜いてください。
(3) エレベーターなどの閉じ込め防止について
エレベーターを利用中に停電になったら,ドアを無理にこじ開けず,そのまま待機してください。閉じ込められた場合は,インターホン等で救助を要請してください。
(4) 火気の使用について
卓上ガスコンロやろうそく等を使用する場合は,近くに燃えやすいものを置かないようにし,その場を離れないようにしてください。また,代替照明は,できるだけ懐中電灯などを使用してください。
事業所のみなさまへ
電源が必要な消防用設備等(屋内消火栓設備,自動火災報知設備,誘導灯など)が有効に機能しなくなるなど,防火対策に支障を生じるおそれがあります。
このようなことから,停電中は,特に平常時以上の防火管理に努めてください。
(1) 消火設備が機能しない場合
従業員等に対し,消火器や簡易消火器具等の位置と使用方法の周知徹底を行うとともに,災害時に備えて適正使用できるよう,十分な訓練を行ってください。
(2) 警報設備が機能しない場合
従業員等による巡回等を徹底するとともに,火気使用設備や器具等の点検を入念に行うなど,出火防止と火災の早期発見に努めてください。
(3) 避難設備が機能しない場合
従業員等による避難誘導体制や避難経路等の再確認をしてください。
(4) 危険物施設の保安管理について
停電時に起こり得る事態を想定し,訓練を行うなど事前に対策を立てておいてください。また,停電から復旧した時の手順や点検要領などを再確認しておいてください。
(5) 燃料保管等に係る安全対策について
停電に備え一時的に指定数量以上の危険物を貯蔵又は取扱う場合においても消防長の仮貯蔵又は仮取扱いの承認が必要となります。また,危険物の貯蔵や取扱いは,危険物取扱者の立会の下に行ってください。
なお,自家発電設備の燃料として危険物を保管する場合には,消防本部に相談してください。
(6) 給油取扱所における安全対策について
ガソリンなどを小分けで販売する場合には,次の事項を守ってください。
・ガソリンなどを容器に詰め替える際は,必ず危険物取扱者又はその立会いの下で給油所従業員が行ってください。
・顧客が希望する油種を確認し,誤販売とならないよう十分注意してください。
・容器は基準に適合したもので,できれだけ市販の専用金属容器を使用してください。
・一日で小分け販売する量は,指定数量未満を厳守してください。
以上のほか,事業所の防火関係者等におかれては,下記の停電時の「留意事項」を必ずご確認ください。
停電時の「留意事項」
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