公開日 2014年03月20日
更新日 2022年03月07日
概要
「全国学力・学習状況調査」は,文部科学省が全国的な義務教育の機会均等と水準の維持向上のため,教育の結果を検証し改善を図ることを目的とし,全国の小学校6年生と中学校3年生を合わせた約233万人を対象に,平成19年4月24日に,国語と算数・数学の2教科の学力調査と,学習習慣や生活状況などについて尋ねる質問紙調査を実施したものです。
子どもたちに身に付けさせたい「確かな学力」は,知識や技能に加えて,学ぶ意欲や思考力,判断力,表現力などを含めた総合的な力であり,本調査で測定できる学力は,子どもたちが身に付けるべき学力の一部であるととらえております。
本市における学習状況調査の全体的な傾向は,全国平均より低く,北海道とほぼ同様の傾向を示しており,特に,「活用」に課題が見られます。
調査結果の分析につきましては,本市としての正答率が,80%以上の場合には「定着」,60%以上80%未満の場合には「概ね定着」,60%未満の場合には「改善が必要,課題がある」と整理しました。
今後,調査結果については,子どもたち一人一人の個性や能力に応じた学習指導の改善のために役立てていきたいと考えております。
調査の内容
(1)教科に関する調査
主として「知識」に関する問題 〔国語A,算数・数学A〕 |
主として「活用」に関する問題 〔国語B,算数・数学B〕 |
・身に付けておかなければ後の学年等の学習内容に影響を及ぼす内容 ・実生活において不可欠であり,常に活用できるようになっていることが望ましい知識・技能など |
・知識・技能等を実生活のさまざまな場面に活用する力などにかかわる内容・さまざまな課題解決のための構想を立て実践し評価・改善する力などにかかわる内容など |
(2)生活習慣や学習環境に関する質問紙調査
児童生徒に対する調査 | 学校に対する調査 |
・学習意欲,学習方法,学習環境,生活の諸側面等に関する調査 | ・指導方法に関する取組や人的・物的な教育条件の整備状況,児童生徒の体力・運動能力の全体的な状況等に関する調査 |
なお,平成19年度全国学力・学習状況調査の調査問題と質問紙調査の内容は,下記のホームページに掲載されています。
https://www.nier.go.jp/tyousa/tyousa.htm