公開日 2016年10月06日
更新日 2022年03月08日
概要
平成24年度は,全国学力・学習状況調査が2年ぶりに実施され,小学校6年生と中学校3年生を対象に平成24年4月17日に実施されました。
本市におきましては,学級閉鎖等で後日実施となった学校を含め,すべての小・中学校が調査に参加しました。
本市における教科に関する調査結果としては,小学校6年生は国語・算数においてわずかながら北海道の平均正答率を上回りました。
中学3年生は北海道の平均正答率をやや下回り,小学校・中学校とも理科については北海道の平均正答率を下まわる結果となりました。
結果を詳細に分析しますと,改善が見られる点として
- 解答できない(無解答)児童生徒の割合が減少していること。
- 実施したすべての教科で,全国平均を上回る正答率を挙げた問題があり,中学 校国語Aでは全体の4分の1の問題で正答率が全国平均を上回っていること。
- 熱意をもって,学習に取り組んだり,落ち着いて学習に取り組んだりする児童生 徒が増えていること。
- 本調査を基に,教育活動や指導の改善を図っている学校が増えていること。
などが挙げられます。
一方で,課題としては
- 全ての教科で記述式の問題の正答率が低いこと。
- 自分の考えを書いたり,示された図や文章から推察して書いたりする問題の無 解答率や誤答率が高いこと。
- テレビ,ビデオの視聴時間やテレビゲームを行う時間が長い児童生徒が多いこ と。
などがあります。
生活との関連では,全国と同様,基本的な生活の習慣や家庭学習の習慣が身に付いている児童生徒ほど,正答率が高いという傾向が見られます。
市全体としては以上のような傾向が見られますが,着実に成果を挙げている学校の取組を参考とし,より多くの学校に広げることができるよう,一層の指導の充実を図っていきたいと考えております。
調査の内容
(1)教科に関する調査
主として「知識」に関する問題 〔国語A,算数・数学A〕 |
主として「活用」に関する問題 〔国語B,算数・数学B〕 |
・身に付けておかなければ後の学年等の学習内容に影響を及ぼす内容 ・実生活において不可欠であり,常に活用できるようになっていることが望ましい知識・技能など |
・知識・技能等を実生活のさまざまな場面に活用する力などにかかわる内容・さまざまな課題解決のための構想を立て実践し評価・改善する力などにかかわる内容など |
〔理科〕 |
・主として「知識」に関する問題と,主として「活用」に関する問題を一体的に出題 |
(2)生活習慣や学習環境に関する質問紙調査
児童生徒に対する調査 | 学校に対する調査 |
・学習意欲,学習方法,学習環境,生活の諸側面等に関する調査 | ・指導方法に関する取組や人的・物的な教育条件の整備状況,児童生徒の体力・運動能力の全体的な状況等に関する調査 |
※ 平成24年度全国学力・学習状況調査の調査問題・正答例・解説資料につきましては,国立教育政策研究所ウェブサイト「平成24年度全国学力・学習状況調査の調査問題・正答例・解説資料について 」に掲載されています。
https://www.nier.go.jp/12chousa/12chousa.htm
学力状況調査の結果
本市の傾向
道教委が作成した「市町村の分布から見る状況」を活用し,本市の状況(いわゆる「道内における立ち位置」)をグラフ上に位置付けました。
その結果,小学校の国語と算数の結果については,全道の平均正答率を上回り,中学校の国語・数学は北海道の平均正答率をやや下回る結果であるということが明らかになっています。
調査結果の概要及び結果に基づく学習活動や家庭学習の改善について
学習状況調査の結果と概要
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