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ダニが媒介する感染症に注意しましょう

公開日 2017年07月14日

更新日 2023年12月27日

ダニ媒介感染症について 

 

ダニ媒介感染症とは,ウイルスや細菌などの病原体を保有するダニに咬まれることによって起こる感染症のことです。
ダニが媒介する感染症については,道内に広く生息するマダニがその病原体を媒介しており,

主な感染症に,ライム病,回帰熱,ダニ媒介脳炎などがあります。

 

潜伏期間と主な症状

 

北海道内で過去に感染が確認されている主な病気の概要は次のとおりです。

 

ライム病            

 潜伏期間:12日~15日程度

 主な症状: 発熱,倦怠感,慢性遊走性紅斑等

 

回帰熱 

 潜伏期間: 7日~10日程度       

 主な症状: 発熱(39度以上),筋肉痛,関節痛,倦怠感等

 

 ダニ媒介脳炎

 潜伏期間: 7日~14日程度     

 主な症状:発熱,筋肉痛,麻痺,意識障害,痙攣,髄膜炎,脳炎等

 

 上記3疾病については,通常,人から人に感染することはありません。

マダニに咬まれないためには

マダニは,森林や草地などの屋外に生息する比較的大型のダニで,食品等に発生する「コナダニ」や,絨毯や寝具に発生する「ヒョウヒダニ」など家庭内に生息するダニとは全く種類が異なります。
マダニの活動が盛んな春から秋にかけては,マダニに咬まれる危険性が高まります。
草むらや薮など,マダニの生息する場所で活動する場合は,長袖・長ズボン(シャツの裾はズボンの中に,ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れる,または登山用スパッツを着用する)・足を完全に覆う靴(サンダル などは避ける),帽子・手袋を着用し,首にタオルを巻くなど肌の露出を少なくしましょう。
服は,目視で確認しやすいよう明るい色のものを着用しましょう。
虫除け剤の中には服の上から用いるタイプのものがあり,補助的な効果があると言われています。また,屋外活動後は入浴し,マダニに刺されていないか確認してください。特に,わきの下,足の付け根,手首,膝の裏,胸の下,頭部(髪の毛の中)などを確認しましょう。

 

もし,マダニに咬まれたら

吸血中のマダニに気が付いた際には,マダニの一部が皮膚内に残ってしまうこと,マダニの体液を逆流させてしまう恐れがあることから,無理に引き抜こうとせず,できるだけ早く皮膚科などの医療機関で処置(ダニの除去,洗浄など)をしてもらいましょう。
また,ダニに咬まれた後、数週間程度は体調の変化に注意をし,発熱・発しん・下痢などの症状が出た場合には,医療機関で診察を受けましょう。

ダニ媒介感染症に関する情報

ダニ媒介感染症の詳しい情報は厚生労働省,北海道のホームページをご覧ください。

・ 厚生労働省へリンク

・ 北海道へリンク

ダニ媒介脳炎,重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の主な症状などについてはこちらをご覧ください。

・ ダニ媒介脳炎について(厚生労働省ホームページ)

・ 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について(厚生労働省ホームページ)

 

 

 

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保健所 保健予防課
TEL:0138-32-1547