公開日 2023年09月15日
更新日 2024年02月27日
救急車の出動回数が増え、二次救急病院の患者の受け入れが増えております。
二次救急病院が受け入れた患者のうち半数以上は入院を必要としない軽症患者であり、軽症患者で二次救急病院が混み合うと、重症患者の治療を妨げるばかりでなく、救急医療の現場を疲弊させ、本当に必要なときに適切な医療が受けられないといった事態につながります。
いつでも安心して救急医療を受けられるよう、軽症の場合は日中にかかりつけ医の受診を心がけ、夜間や休日は初期救急である「夜間急病センター」や「休日当番医」の受診をお願いします。
みんなで守る救急医療~私たちにできること
もし、あなたが夜間や休日に重い病気やけがをしたとき、重症患者に対応する救急医療機関が風邪などの軽症患者で手一杯のため、受け入れを断られたらどう思うでしょうか。
「日中は忙しいから」「大きな病院にかかりたいから」といった自分の都合で受診することは、重症患者の治療を妨げるばかりでなく、救急医療の現場を疲弊させ、本当に必要な時に適切な医療が受けられないといった事態につながります。
いつでも安心して救急医療を受けられるよう、夜間や休日に救急医療機関を受診する前に、
『翌日まで待って、日中の診療時間内に受診できないか』考えてみましょう。
函館市の救急医療体制
救急医療体制は、救急医療機関を重症度に応じて3段階に分けて対応しています。
初期救急は、軽症患者に対応します。詳しい検査や入院・手術が必要と医師が判断した場合は、二次救急へ転送します。
二次救急は、重症患者に対応します。風邪などの軽症で直接来院される患者を受入制限しています。高度な医療が必要と医師が判断した場合は、三次救急へ転送します。
三次救急は、生命に危険がおよぶ重篤な患者に対応しています。
段階 | 患者の状態 | 医療機関 | 緊急度 |
初期救急
|
軽症患者 |
低 高 |
|
医師の判断で転送 ↓ より詳しい検査や入院が必要なとき |
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二次救急
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重症患者 | 市内の9病院が当番制で対応 | |
医師の判断で転送 ↓ 高度な医療が必要なとき |
|||
三次救急
|
生命に危険がおよぶ患者 | 市立函館病院救命救急センター |
曜日・時間帯別の医療機関のかかり方
下記を参考に、医療機関をご利用ください。受診した医療機関において、より詳しい検査や入院・手術の必要があると診断された場合は、直ちに二次救急医療機関に転送され、適切な処置が受けられます。
ただし、生命に関わるような状態のときは、迷わず救急車を呼んでください。
日曜日・休日
休日当番医
→休日当番医のご案内
※休日当番医は当日の朝7:00に公開されます。
夜間救急開始前
夜間診療医療機関
→夜間診療医療機関一覧
夜間救急
函館市夜間急病センター(午後7時30分から深夜0時)
→函館市夜間急病センターのご案内
深夜0時から午前9時
北海道救急医療・広域災害情報(深夜0時以降に受診できる医療機関を探す)
→北海道救急医療・広域災害情報システムのご案内
救急医療情報案内センター
フリーダイヤル ☎0120-20-8699
携帯・PHSから ☎011-221ー8699
日中の診療時間内は夜間にくらべて、医療スタッフなどの診療体制が充実しており、診察や検査がスムーズに受けられます。できるだけ日中に受診しましょう。
また、急な病気やけがなど、いざという時に適切な処置が受けられるよう、自身の病歴や服薬などの記録、日頃の健康状態を把握してくれる「かかりつけ医(ホームドクター)」を持つことがとても大切です。
救急医療を守るために、みなさまのご理解とご協力をお願いします。
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