公開日 2018年03月14日
更新日 2022年03月03日
地上式消火栓および地下式消火栓
函館型三方式地上式消火栓
外国の消火栓を参考に函館市が設計し1937年(昭和12年)から使用。
函館市は昭和9年の函館大火の反省から,翌昭和10年に防火用水道の整備を始めました。
大火までは消火栓が地下にある地下式消火栓を使用していたが,雪にうもれてしまううえ,使うのに専用の器具が必要なため,
すばやく作業できるよう地上式消火栓の導入を決めました。
ただ,当時には防火水道整備事業の参考になる都市がなく担当者を米国に派遣する一方,消火栓のカタログや実物を欧州からとりよせ,形や大きさを検討して決めたようです。
函館型の特徴は消火栓の内径が150ミリメートルに125ミリメートルの放水口2ケ、65ミリメートルの放水口が1ケと取水能力が大きいため大量放水ができるということと,
栓体色が黄色のため目立つということです。
地下式消火栓
※写真は末広町北方民族資料館前歩道上の地下式消火栓
函館市では明治22年から、このような地下に埋没された消火栓(地下式消火栓)を設置し,使用しております。
昭和9年の函館大火の反省から,防火用水道の整備を始め,現在では地下式消火栓が新たに設置されることはなく,
主流は上の地上式消火栓に代わってきています。
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