公開日 2025年04月14日
更新日 2025年04月17日
回答
受付年月日
令和7年3月26日
ご意見等要旨
1.現在、札幌市でノースサファリサッポロの閉鎖が問題となっているが,函館市で話題作りや観光の促進のため、ノースサファリサッポロの行き場のない動物を受け入れについて何か協力等を考えているか。
2.函館市は海に近いのに水族館がないことについて市民から頻繁に声があがるが、それには何か理由があるのか。
市の回答
1.函館公園の動物施設につきましては,昭和8年(1933年)頃に小動物を飼育したのを始めとして,生きた動物を間近で観察することで,生き物の不思議さや命の尊さなどが発見できる身近な教養施設として,小動物を中心に展示しております。
ご提案いただきましたノースサファリサッポロの動物の受入れにつきましては,現在,先方からの受入れ要請等はありませんが,受入れにあたっては既存施設の改築費や維持管理費,飼育可能数の上限など課題も多く,慎重に検討していく必要があると考えております。
2.水族館につきましては,これまで幾度かにわたり整備を検討してきており,直近では平成18年(2006年)に,子どもたちが自然環境を学びながら楽しめる公共施設「海の生態科学館」の整備について基本計画案を公表し,建設に向けた検討を行いましたが,財政状況が厳しいなか,莫大な建設費や運営費を負担してまで建設すべきではないのではないかとの声が議会や市民からあがり,大きな議論となりました。
その後,市民の十分な理解が得られない状況では建設は難しいものと判断し,同年に建設を一時凍結,平成19年(2007年)に事業断念を表明し,現在に至っております。
以上のことから,現在,本市に水族館を整備する計画はなく,財政負担の面からも整備は難しい状況にありますが,「海」や「科学」にふれあうことができる身近な施設として,旧函館どつく跡地に建設された「国際水産・海洋総合研究センター」や,キラリス函館ビル内の「はこだてみらい館」等,市民や観光客の皆様が楽しみ,学ぶことのできる場の提供に努めてまいります。
回答区分
参考意見
担当部課名(電話番号)
土木部公園河川管理課(21-3431)
企画部計画推進室計画調整課(21-3694)
回答年月日
令和7年4月14日