公開日 2024年07月17日
更新日 2024年07月23日
回答
受付年月日
令和6年7月4日
ご意見等要旨
函館市水産物地方卸売市場(以下「函館水産市場」)で扱う鮮魚の価格が昨年より安いという声を聞きます。6月〜7月上旬までは毎年安値ではありますが、今年はその傾向が強いようです。
特にヒラメに関しては、昨年よりも3割以上安いと聞きます。これは活魚で出荷しても同じようです。昨年であれば、競り値で高値のものが1,000円〜900円程でしたが、今年は650円〜550円程のようです。野締めであれば、400円台と聞きます。
道南各地で豊漁であるようなので仕方ない面はあると思いますが、南茅部地区で行われている競りでは高値で1,000円台があったようです。その為、函館水産市場に出荷する鮮魚は予め業者間で安値に設定されている、率先して安く競り落とそうとしている企業がある、競りで安く仕入れた魚を昨年と同じような価格で鮮魚店に並べていると話す人もいます。
また、イカの凍結船は函館水産市場では冷凍イカが安く扱われるので函館にはあまり卸さず、こちらよりは高く扱ってくれる青森県八戸市側に卸しているようです。
ヒラメに関しても安いので函館水産市場に値段が上がるまで出荷をしない漁業者もいます。
昨今の社会情勢で魚が軒並み安くなる状況かもしれませんが、函館水産市場は他と比べると安いように思ってしまいます。安いのは仕方ないと受け入れる漁業者もいますが、そうした漁業者としても函館水産市場の活魚水槽に冷却海水がない点や酸素系統が弱く、施設老朽化を残念と思っています。
私としても活魚が弱って『あがり』(魚が弱って死んでしまう)になることは残念です。
2024年4月12日公開の「函館市で水揚げされるタコ及び函館市水産物地方卸売市場の活魚用設備について」にて市からの回答として、「函館市水産物地方卸売市場の活魚用設備については,海水を冷却する機能がなく,昨年は夏の猛暑により活魚水槽内の海水温が上昇した事象が見受けられたことから,現在,冷却機能を有した活魚水槽の設置について準備を進めているところであります。」となっていましたが、これはいつ頃を予定されているのでしょうか?
その他に函館市は工藤前市長も大泉市長も漁業に関心がない、大泉市長が興味があるのは函館真昆布だけ、漁業者と対話する気は毛頭ないと口にする人がいます。
しかし、実際は大泉市長は函館の水産物を売り込む動きをされており、函館市農林水産部の方々も一生懸命動いています。
ただ、市長と漁業者との対話という面では弱いのかもしれないです。
長文となり、申し訳ないですが、何卒函館市の水産物の価値の向上、漁業者の生活安定に繋がるようお願いいたします。
市の回答
ご意見のあった冷却機能を有した活魚水槽については,本年6月に設置を完了し,現在,順調に稼働しております。
今後におきましても,水産物を適正な品質管理のもと安定的に供給するため,適正な市場の管理運営に努めていくとともに,ウェブ等による水産物の情報発信や食のイベント等を通じて,本市の水産物の価値の向上を図っていきます。
回答区分
対応済み
担当部課名(電話番号)
農林水産部企画調整課(21-3349)
回答年月日
令和6年7月17日