公開日 2024年06月06日
更新日 2024年06月10日
回答
受付年月日
令和6年5月27日
ご意見等要旨
函館市の町会は町会員が減少している状況ではありますが,中には町会館を有効的に活用し,ヨガや健康体操,講座,販売イベントなど活発な動きを見せている地区も多くあると伺います。
特に青柳町会ではその動きがよく取り上げられており,無印良品の移動販売,マルシェやバザーの開催,エクササイズなど若い世代が興味を持つ取り組みを行っています。
また,この他の町会でも演劇の会場,マルシェ,子育て世代,子どもの居場所作りに繋がる取り組みをしていると聞きます。
そうした地区では,地域の方限定ではなく,地域外の人も足を運んで買い物ができるそうです。
一方でこうした移動販売,マルシェなどに関しては開催できないとする地区もあるようです。
戸井地区に関してはそれが当てはまるようであり,今年4月に戸井支所市民福祉課に電話にて尋ねた際にも,「町会館は町のコミュニティの場である。販売などの金銭を受け取る内容は営利に繋がるため,開催することはできない。町会で自主的に開催することでも難しいと思う」といった回答がありました。
また,私の地区の町会長が戸井支所に再度町会館を活用した移動販売などは可能かということを尋ねたのですが,「特定の事業者等の利益に繋がる内容は営利活動になるため,町会館では開催できない。また,認めることにより,そうした事業者等による独占の場に繋がる可能性がある」と改めて回答があったと聞きました。
函館市と合併した東部地区の戸井地区では,西部地区側等の他の函館市内町会と比べて違いがあるかもしれません。
しかし,東部地区であっても函館市南茅部地区尾札部町会館では,昨年8月12日~14日に夏祭りが開催されており,キッチンカー,駄菓子販売,ビアガーデン,フリーマーケット,物販,ダンス,音楽演奏等を含んだイベントが行われていました。地域の方々や地域外の方々も参加できる内容であったと聞きます。
その後も定期的に尾札部町会館を活用したイベントが開催されているようです。
こうした取り組みがある中で町会館で開催できる,できないの明確な基準はあるのでしょうか?
昨今は高齢化などにより各地区で町会員が減少傾向で苦しい状況です。
町会館は防災や地域コミュニティの基点となる場ではありますが,その中で新しい取り組みをしていき,若い世代の方々の参加,高齢者の方々の活力,多世代交流に繋げていく必要があると思います。
また,地域の方々,地域外の方々との交流の場にしていくのも大事だと思います。
こちらについて,市民部市民・男女共同参画課及び戸井支所市民福祉課の見解をお願いいたします。
市の回答
この度は,町会館および地域会館の利用に関するご意見をいただき,ありがとうございます。
現在,戸井・恵山・南茅部の3支所地域に設置している地域会館につきましては,市の公共施設であることから,条例により設置目的などを定め,地元の町会などに管理,運営を委託しておりますが,一方,旧市内の町会館は,町会自らが権原を有し,管理,運営されておりますことから,両者の間で利用形態の自由度に違いがあるものと認識しております。
地域会館は市民に集会,学習,交流等の場として提供し,地域活動の促進を図り,もって良好な地域社会の維持および形成に寄与することを目的に設置しているものであり,地域活動の促進に繋がるようなイベントやこれに伴う物販など,会館の管理上支障がなく,周辺の市民生活や通行などに迷惑を及ぼす恐れがないと判断される場合には,ご利用いただけるものと考えておりますが,お問い合わせの際,説明不足の点がありましたことをお詫び申し上げます。
なお,物販等については,事前に地域会館の管理者から許可を受けなければできないこととなっておりますので,利用を希望する地域会館の管理者や所在地域の支所に具体的な利用内容についてご相談くださいますようお願いいたします。
回答区分
説明
担当部課名(電話番号)
戸井支所市民福祉課(82-2112)
回答年月日
令和6年6月6日