Language

目的
から探す

注意情報
ヘッドライン
緊急情報
ヘッドライン

「漁業者の年収2000万円」へのロードマップ

公開日 2022年04月25日

更新日 2022年04月26日

回答

受付年月日

令和4年4月11日

ご意見等要旨

4/5回答があった「漁業者の年収2,000万円のその後は」の声の要旨は、過去の市議会で年収2,000万円のロードマップを作成していくとの説明があり、4年経過した現在、あるのかないのか、あればどこにあるのかを示してほしいとの声です。回答は、現在の水産状況や第3次水産推進計画にタイミングよく重ね、今後各々の事業の中でロードマップを作成するとの回答でありました。私は、頭が良い方ではないので、理解が難しくちんぷんかんぷんです。要するに、今はまだないとのことですね。これは4年前と同じ説明で具体的に示せないとのことですね。

コンブやキングサーモンの振興計画と、私の声は別の話だと思いますがあえて質問します。期待されるキングサーモンは、完全養殖と生け簀の環境調査の5年後までの計画しか示されていません。持続可能な産業になるには長い道のりで挫折もあり得そうです。私は本当に期待しているのです。仮に漁業者が年収2,000万円を目指すとすると、キロ2,000円として1匹4キロまで育て8,000円、最低でも8億円の漁獲金額とすると10万匹(千トン)の漁獲高が必要と試算されます。また、10万匹以上の稚魚を飼育する陸上施設と5,000匹の生け簀が20個必要であり、函館近海のしける沿岸のどこに設置し、誰が育成や管理をするのでしょうか。函館の漁師はどこでどのように携わるのでしょうか。年収2,000万円自体が夢のようなことであり、夢のようなロードマップを示したらどうですか。

さらに、回答区分で「対応済み」と記載しているが、「説明」や「対応予定」の間違いではないですか。私に対しては「対応済み」ですが、ロードマップを作成し公開した時点で「対応済み」ではないですか。

 

 

 

市の回答

キングサーモン完全養殖技術研究事業につきましては、天然資源に依存しない「つくり育てる漁業」を推進することにより、持続可能で安定的な漁業経営を確立することとし、北海道大学などの研究機関と連携のもと、取り組んでいるところです。

ご質問の生け簀の設置場所につきましては、令和3年度に、「浮沈式生け簀の耐久度調査海域の選定のための海況調査」を実施し、本市沿岸の大森町地先、釜谷町地先、古武井町地先、銚子町地先の4地点において流向・流速および水温のデータを測定し、これらのデータや海面の区画、管理体制などを総合的に評価した結果、大森町地先を選定したところです。

令和4年度につきましては、7月に浮沈式生け簀を設置、8月より管理を地先漁協である函館市漁業協同組合へ委託し、施設の耐久度を確認した後の11月からサクラマスを使用した海面養殖試験を開始する予定としております。

なお、このたび選定した海域は、生け簀の耐久性等を確認するためのものであり、将来の事業化に向けた候補地については、大森町地先も含め改めて調査を行い、海域を選定することとしており、また、事業化の目途がついた後の展開については、どのような経営体で事業を運営するか、現時点で未定であり、今後、あらゆる可能性について検討することとしておりますが、何らかの形で漁業者や漁業協同組合に関わっていただくことが望ましいものと考えており、こうした取り組みを通じて、漁業者の所得向上につながることを期待しているところです。

なお、回答区分につきましては、質問に対する回答をもって、「対応済み」とさせていただいておりますので、ご理解の程よろしくお願いいたします。

 

 

回答区分

対応済み

担当部課名(電話番号)

農林水産部水産課(21-3335)

回答年月日

令和4年4月25日

お問い合わせ

企画部 広報広聴課
TEL:0138-21-3630