来年度から使う市内公立中学校社会科歴史的分野・公民的分野の教科書について

公開日 2021年02月25日

更新日 2021年03月03日

受付年月日

令和3年2月16日

ご意見等要旨

来年度から函館市立中学校で使用する社会科の歴史的分野と公民的分野の教科書が日本文教出版発行のものとなる。

この採択については、コロナ禍の中、内容を吟味されたのか懸念がある。また、保護者から出版会社の変更に伴うクレームがあると考える。社会科担当教諭のことを思うと新型コロナウイルス感染症の対応、保護者からのクレーム対応、授業計画の遂行といったプロセスを抱えているのならば呟きます。

函館市教育委員会は、日本文教出版の教科書へどれぐらい進捗しているのか回答をお願いします。

市の回答

教科用図書は全て、学習指導要領の趣旨に基づいたもので、文部科学省の検定を通過したものであり、学習する子どもたちにとって、基礎的・基本的な内容が備えられていなければならないものであります。また、公教育の場で使用されるという意味では、その内容は中立、公正で、かつ正確であることが求められることから、採択にあたっては、学校教育において、優れた研究実践の実績がある先生方と、日頃から家庭教育に積極的に取り組み、学校教育を力強く支えていただいているＰＴＡ関係者の方、ならびに教育に深い造詣をおもちの方々に多面的な視点から調査・研究をお願いしています。

調査・研究は、数箇月間をかけて、慎重に行うとともに、公正さを期しており、十分に検討した上での採択と考えております。　

これまで、当方には教科書の変更に伴う保護者からの御意見は寄せられておりません。4月から授業に役立つよう、各中学校へ各教科の指導計画例を配付したり、指導主事が授業改善に向けての研修を行ったりしているところであります。