公開日 2021年03月12日
更新日 2021年03月16日
回答
受付年月日
令和3年2月18日
ご意見等要旨
一昨日のニュースによると,函病でコロナ患者の受け入れ拒否をした原因は,マンパワー不足。病床は半分近くの18も余っておりました。
今後の対策としては,マンパワーを充実させることが優先であり,あれだけ感染が広まっていた時期に半分近くの病床が空いており,ワクチン接種が開始されだした現在,なぜまた病床を恵山病院につくるのでしょうか?
それほど,恵山病院のマンパワーが豊富なのでしょうか?
やるべきことは,函病のマンパワー不足を改善することですし,感染対策は,できるだけ1か所で対処すべき。
コロナウイルスをわざわざ拡散させる方向での対応には非常に疑問です。
市の回答
コロナ対応については,地域の保健所,医師会,医療機関等との協議において,市立函館病院は,中等症や重症を中心に対応する役割を担い,一般病床を減少させ,看護師の確保を行い,中等症や重症の患者さんを中心に受入れてきました。
今年1月に地域で複数のクラスターが発生したことにより,高齢で介護を要する方や認知機能の低下など,通常の看護よりマンパワーを要する患者が急増し,受入病床だけでなく,無症状や軽症者を受入れる宿泊療養施設も満床に近い状態となり,市立函館病院でも軽症者を受入れ,市立函館病院を含め,当地域でのコロナ病床は逼迫する状態となりました。
一方で,市立函館病院は道南地域唯一の3次救急を扱う病院であり,また,当院でなければ治療できない疾病もあり,これ以上の体制維持・確保をすることは困難な状況となりました。
この教訓から,コロナ病床の更なる確保(特に軽症者用)の一方策として,現在運用していない病床があり,感染管理のための分離が可能な恵山病院について検討することとなったものであります。
恵山病院は,設備・構造的には対応可能ですが,マンパワーにつきましては,厳しい状況にあり,また,対応する職員のトレーニング等も必要でありますので,感染状況や職員の体制など総合的な観点から最終的に恵山病院でのコロナ受入が可能かを判断したいと考えているところであります。
今後,国からの第4波に備えた要請を踏まえ,コロナ患者の受入先が見つからないという事態に陥らないため,また,同時にコロナ以外の疾病についても体制を確保し続ける必要があるため,関係機関と協力し他医療機関の参画を期待するとともに,病院局は恵山病院の活用について検討を継続し,多角的な視点で対応していく考えでおります。
ご理解のほどよろしくお願いします。
回答区分
説明
担当部課名(電話番号)
病院局管理部庶務課(43-2000)
回答年月日
令和3年3月12日