公開日 2020年07月28日
更新日 2020年07月29日
回答
受付年月日
令和2年7月14日
ご意見等要旨
私共は、3億6千万円をかけて解体し、その後売却する市有地(旧高盛小学校跡地)を建物再利用も含めて購入したいと考えております。建物の耐震基準については、専門家に相談して耐震改修をするつもりです。
また、古い残存基礎やその他の地中埋設物についても当社で処理いたしますので、なにとぞ建物付きでの売却をご検討願います。
このことは地元住民の理解も得ており、また函館の文化のためにも旧高盛小学校の一部でも残し、再利用することは素晴らしいことと考えます。
是非とも函館市長のご意見をお伺いしたいと存じます。
市の回答
高盛小学校については、平成30年度をもって廃止をしておりますが、函館市公共施設跡地等利用方針に基づきその利用を検討した結果、市による利活用や政策誘導の予定がなかったことや、建物が老朽化しており耐用年数を過ぎていることから、早期の土地の有効利用を図るため、建物解体撤去条件付きで一般競争入札により売却する方針としていたところです。
当該跡地の売却に先立ち、隣接する高盛公園の区域を変更・整備するため、令和元年度に体育館部分の解体撤去工事に着手したところ、既存の体育館のものとは異なる基礎の存在が確認され、その後の調査によりこの基礎は昭和9年の大火で焼失した大森尋常高等小学校のものと判明しました。
さらに、跡地の試掘を行い、校舎部分の内外にも同様の基礎が残存していることを確認しましたが、旧校舎の設計図書が現存しないことから、埋設されていると考えられる基礎の全容については不明となっています。
このため、現状のまま売却しようとした場合、重要事項として的確な告知ができず市が瑕疵担保責任を負うおそれがあること、また、建物解体撤去費用相当額を含めた適正な不動産鑑定評価を行うことができないことなどから、適切な入札となるよう、市が校舎等をすべて解体し、更地にしたうえで一般競争入札により売却する方針としたものですのでご理解願います。
回答区分
対応困難
担当部課名(電話番号)
財務部管理課財産管理担当(21-3503)
回答年月日
令和2年7月28日