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路面電車の延伸議論にトロリーバス案の追加を

公開日 2020年05月22日

更新日 2020年05月26日

回答

受付年月日

令和2年5月1日

ご意見等要旨

昔から繰り返し市民より市民の利便性向上で美原方面への路面電車の延伸要望が出ていますが、路面電車は建設や維持コストの高さや日本国内で運行しているところが意外とあるなど、これ以上の延伸はどうかなと思います。

そこで東側諸国の都市交通としてお馴染みのトロリーバス(無軌条電車)も比較対象に入れてはいかがでしょうか。この乗り物は設備投資が少なくてすみ、バッテリーが持つ範囲内ならば設備がない道路でも電気バスとして柔軟に運行できます。またその珍しさから街の魅力向上や市民の自慢に繋がると思います。

なお、現在日本国内では観光用として立山トンネル線がありますが、都市交通としては一カ所も存在していません。 

 

市の回答

新たな交通システムの導入にあたっては、既存の交通システムとの比較(コストパフォーマンスや環境性能等)により検討を行うこととなりますが、動力給電用のトロリー線を2本使用するトロリーバスは路面電車との相互乗り入れができないため、路面電車と類似した構造ではあるものの、異なる交通システムの導入として検討する必要があります。

トロリーバスは、ご提言のとおり線路を必要としないため軌道の建設費・維持補修費がかからないことがメリットとなる一方、国内で車両が生産されていないことから車両導入費などのイニシャルコストが高くなるほか、特殊な車両(特注部品)に対応可能な整備拠点が新たに必要となるなどデメリットもあります。

また、諸外国においては、①路面電車と比べて騒音や振動が少ないこと ②急勾配でも走行できること ③ディーゼルバスと比べ空気が薄い高地でも走行できること などの理由によりトロリーバスが導入されているものと思いますが、国内では、既にハイブリッドエンジンバスや電気バスが実用化されており、今後、国内でトロリーバスの導入が進み普及することで、イニシャルコスト・ランニングコストが低下し、新たな公共交通システムの導入の際の一つのツールとして比較検討される可能性は高くないものと考えております。

企業局といたしましては、函館市交通事業経営ビジョンに基づき、人口減少が続く中にあっても持続可能な路面電車の維持に努めることとしておりますが、トロリーバス案については、貴重なご提言として今後の参考とさせていただきます。

 

回答区分

参考意見

担当部課名(電話番号)

企業局交通部施設課(51-7576)

 

回答年月日

令和2年5月22日

お問い合わせ

企画部 広報広聴課
TEL:0138-21-3630