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薪ストーブの普及・建築工事における杭丸太利用について

公開日 2020年02月21日

更新日 2020年03月02日

回答

受付月日

令和2年1月29日

ご意見等要旨

〇薪ストーブの普及推進について

当社は薪がバイオマスエネルギーそのものであり、市民一人一人が直接SDGs(持続可能な開発目標)に貢献できるもっとも身近な再生可能エネルギーであると考えております。ついては、北海道も公共の場で薪ストーブを設置し、SDGsの普及に力を尽くして頂きたいと存じます。是非、市民一人一人が自ら、再生可能エネルギーであり、バイオマスエネルギーである薪を利用するように働きかけて頂きたいと思います。

また、一昨年9月に北海道において地震に伴う大規模停電(ブラックアウト)が発生しておりますが、仮に冬期間にこのような事態が発生した場合には、暖房器具が使用出来ず市民生活に甚大な影響を及ぼすこととなります。特に高齢者の多い介護施設への影響は計り知れないものと考えられます。このように災害対策上も薪ストーブの普及は重要と考えます。

〇建築工事におけるカラ松杭丸太利用促進について

当社はかねてより建築物の杭工事につき極力末口12センチ下のカラ松の杭丸太を利用しております。

杭丸太の利用については、各種建築法令に合致しており、SDGs(持続可能な開発目標)の観点からもその利用促進しなければならないと考えております。

以上2点につき函館市としてはどのようにお考えでしょうか。

市の回答

函館市では、これまで公共施設の新設や改修に合わせて太陽光発電システムをはじめとした再生可能エネルギー設備の導入に取り組んでまいりましたが、民間事業者が行う大規模地熱発電等の取り組みに対しても、国や道のエネルギー政策や産業政策の動向を注視しながら、情報提供などを通じて支援してきたところでございます。

このような中、公共の場における薪ストーブを活用したSDGsの普及についてご提言いただきましたが、本市では、「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」に基づき、平成24年8月に「函館市地域材利用推進方針」を策定し、そのなかで、公共建築物における地域材(道内で生産・加工された木材)の利用に加え、森林バイオマスとしての地域材の利用促進を図ることとしておりますが、森林バイオマスを燃料として活用するためには、多くの公共施設において暖房器具の更新が必要となること、また、燃料の安定供給体制が整っていないことから、普及していないのが現状であり、民間施設や一般家庭においても同様であると考えております。

また、本市が公共建築物を整備する際の設計仕様書においては、道南材の優先的使用に配慮することを明記し、利用促進を図っているところでございます。市といたしましても、再生可能エネルギーの重要性は認識しておりますので、森林バイオマス等の有効活用について、今後も検討してまいりたいと考えております。

戦後に植栽された人工林資源が、毎年7,800万㎥増加しており、木材として活用できる適齢期を迎える人工林資源が2020年度末には約5割に達する見込みであるほか、国産材の供給量および木材自給率が増加傾向にあることから、市といたしましては、人工林資源を木材やバイオマス等として有効に活用し、活用した分を新たに植栽する「伐って、使って、植える」という森林の循環利用が必要だと認識しておりますので、今後とも検討を続けてまいりたいと考えております。

担当部課名

農林水産部農林整備課・経済部工業振興課

 

 回答月日

令和2年2月21日

お問い合わせ

企画部 広報広聴課
TEL:0138-21-3630