公開日 2019年08月23日
更新日 2019年08月28日
回答
受付月日
令和元年8月7日
ご意見等要旨
今後、何かしら影響で函館の観光産業が上手くいかなくなった場合はどうされるのでしょうか。主な産業を絞り、頼ることはそれが停滞した時に市の経済が破綻する危険性を秘めています。
観光産業の問題点は労働集約タイプの産業であり、それを支えるには多くの労働者が必要との点です。接客が中心で今後も自動化が難しく、人海戦術になります。もたらされる経済効果の割に人をたくさん雇うから、当然余裕のない零細経営や低い賃金、ブラックな労働になりがちと思います。ましてや少子化時代ですから、将来は市民だけでは支え切れないでしょう。外国人人材の受け入れにも限界があると思います。
今後は観光産業以外に柱になる労働集約タイプではない新たな産業も確立したほうがいいのではないでしょうか。
市の回答
本市を取り巻く状況は、人口減少による経済の縮小や人手不足、若者の市外への転出、主力産業である水産業の不振など依然として厳しく、さまざまな課題が山積しています。
こうした課題を解決するため、市といたしましては「地域経済の強化」を政策の柱の一つに掲げ、産学官金の連携によるIT企業等の誘致や、工場の新増設に対する支援による企業立地の促進をはじめ、地域資源にかかる高付加価値化の促進、地元の食の魅力発信と食資源の新たな活用の検討や物産の販路開拓、地元企業の商品開発や販売戦略の支援、IoTなどの先端設備導入支援による地場産業の生産性向上支援など、観光産業のみならず、幅広い分野で施策を推進しながら、地域の産業振興に努めてまいりたいと考えております。
担当部課名
企画部計画推進室計画調整課
回答月日
令和元年8月23日