公開日 2019年03月29日
回答
受付月日
平成31年3月12日
ご意見等要旨
今の市長や函館行政がIR誘致を推進する考えがないことは函館市のホームページで知ることができるが、函館市民の考え方はわかりません。
また、市民の声にIR誘致に賛成しているものが見られる。
これらにより、今の市長や函館行政だけ、もしくは少数意見によりIR誘致がされていない可能性が考えられる。
住民投票をしてIR誘致の可否を決めるのが良いと考えるが、いかがでしょうか?
市の回答
函館市内のいずれかの地区にIRが建設されることで、その場所と周辺地域には、数々の大きな変化と影響が生じます。
まちづくりにとって「変化」は時に大切なキーワードとなるものですが、IRによるそれは、議会をはじめ各界各層での十分な議論が尽くされて初めて、市民の皆様に受け入れられるものと考えております。
アジアを含む諸外国の大都市にIRがあり、日本の地方都市で新たに建設されるIRはそれらと厳しい競争をすることになります。さまざまな要素を抱えるこうしたテーマについて、これまで市議会で取り上げられたことも多くはなく、また、市内で自由にまちづくりを話し合える機会は数多くありますが、この件に関する拡がりはあまりみられないものと認識しております。
このような中で、地方公共団体が唐突に、ご質問のように「住民投票をしてIR誘致の可否を決める」ということにはならないものと考えております。
また、本市は古くから、函館山からの眺望をはじめ、食、景観、歴史、異国情緒など、豊かな資源に恵まれ、浪漫漂う港町として、国内外から多くの観光客に親しまれるとともに、長きにわたる先人のご努力と市民の皆様のご理解を礎に、着実に観光地としての評価を高め、独自のブランドを形成してまいりました。
こうした経過を踏まえたとき、IRの誘致は、これまで培われてきた函館のイメージを損ないかねず、また、本市にはホテル旅館等が高度に集積していることから、これら宿泊サービス産業が大きな打撃を受ける可能性があるものと考えており、市といたしましてはIR誘致を推進する考えはないものであります。
担当部課名
観光部観光企画課
回答月日
平成31年3月29日