公開日 2019年01月30日
更新日 2019年02月27日
回答
受付月日
平成31年1月11日
ご意見等要旨
このごろ、食パン等に「乳化剤、イーストフードは使用していません」という表示をよく見かけるが、これらはどういったものなのでしょうか。体に良くないのでしょうか。
市の回答
【乳化剤やイーストフードについて】
乳化剤は一般的に水と油を均一化させる効果があり、食パン等に使用する場合はマーガリンなどの油脂類を均一化させて、なめらかな生地にし、やわらかいパンに仕上げます。
また、イーストフードとはその名のとおり、パン酵母(イースト)などの菌の栄養源(フード)となって発酵を助ける役割があります。
上記二つは「食品添加物」に該当する物質です。
【食品添加物の安全性について】
食品添加物の安全性は内閣府の「食品安全委員会」という部署で評価しています。具体的には動物を用いた毒性試験結果等の科学的なデータに基づき、各食品添加物ごとに、健康への悪影響がないとされる「一日摂取許容量」(ADI)を設定しております。
厚生労働省は食品安全委員会の評価結果を受け、厚生労働省の「薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会」という部署において、日常の食事を通して摂取される食品添加物がADIを十分下回るように、食品衛生法で使用できる食品添加物を定め、それらの使用基準等を決めるなど安全性の管理を行なっております。
市販されているパンやお菓子類などの加工食品には食品添加物を使用しているものがありますが、国が食品添加物の安全を担保していますので、一般的に流通している食品について、身体への悪影響はないものと思われます。
担当部課名
保健所生活衛生課
回答月日
平成31年1月30日