公開日 2018年10月26日
更新日 2019年02月27日
回答
受付月日
平成30年10月15日
ご意見等要旨
今回の胆振の地震で生じたブラックアウトの原因として、一斉に電灯などを点けたことが挙げられていますが、これへの対策や、通電火災対策として、一定の震度でブレーカーが遮断可能な簡易型の感震ブレーカーの購入などに補助を付けてはいかがでしょうか。
内閣府なども、感震ブレーカーの普及に向けた取組みを進めており和歌山市などでは、補助金を付けて家庭を含めて導入を推進しています。
この取組みを、函館市でも行うべきではないでしょうか。減災にもなるため、是非ともご検討をお願いします。
市の回答
先般発生した胆振東部地震において、北海道電力は北海道全域が停電となる「ブラックアウト」という事態を引き起こしたところです。
ご指摘いただきましたように「ブラックアウト」についてはさまざまな原因が考えられますが、いずれにいたしましても本市では、電力会社に対して、原因究明と再発防止を図ることを求めているところでございますので、ご理解いただきますようお願いいたします。
感震ブレーカーは、地震発生時に設定以上の揺れを感知した時に自動的に電気を止める器具で、不在時やブレーカーを落として避難する余裕がない場合に電気火災を防止する有効な手段です。
近年の大規模地震時に揺れに伴う火災のうち、出火原因が確認されたものでは、電気に起因する出火が過半を超えており、国において、感震ブレーカーは、延焼危険性や避難困難性が特に高い密集市街地に、緊急的、重点的な普及促進が必要とされており、そのほかの地域においても普及促進が重要とされております。
和歌山市では、65歳以上の方だけの世帯など、地震発生時に自らブレーカーを切って避難することが困難であると思われる方の世帯を対象に上限1万円を補助する制度を設けております。
本市においては、今後も内閣府や経済産業省などの国のさらなる動向と他都市の状況に注視してまいります。
いずれにいたしましても、感震ブレーカーは、大規模地震発生時の電気火災対策には非常に効果的でありますので、今後も、感震ブレーカーの普及や自宅から避難する際にブレーカーを落として避難するよう啓発を図ってまいります。
担当部課名
消防本部予防課・総務部防災担当
回答月日
平成30年10月26日