公開日 2018年09月20日
更新日 2019年02月27日
回答
受付月日
平成30年9月5日
ご意見等要
9600形電車について
1.連結部分について。62人乗車できることになっていますが,これは立た ないよう指示されている連結部に乗客がいない状態で62名ということで しょうか。 また,連結部がかなり広く,境目が平であるため,混んでく るとどうしても立ち入ってしまいます。確かに転びそうになるので,うっ かり立ち入らない工夫はないものでしょうか。
2.椅子の幅について。進行方向の2人掛けの椅子の幅が中途半端なように 思います。また,横向きの長椅子も同様です。中途半端な長さで,座れな いにもかかわらずスペースが余っていることが多いように感じます。気の せいでしょうか。むしろ椅子を狭めて立つスペースを増やした方が良いの ではないでしょうか。
蛇足ですが,せっかく函館の街なのですから,500形,700形,800形のような美しいデザインで機能を現代風にアレンジした車両を作るのも悪くないと思います。
市の回答
いつも函館市電をご利用頂きまして,誠にありがとうございます。 お寄せいただいたご意見について,以下のとおり回答いたします。
1. 鉄道車両の乗車定員は,安全に乗車可能な人数の限界である保安定員 ではなく,車両の床面積(連接部の面積を含む)を元に算出したサービ ス定員となっておりますが,当局では,連接部は運転中,水平方向に可 動するため,乗車スペースとしては適さないものと判断しております。 しかしながら,連接部は通路にもなっており,立ち入りを完全に防ぐ ことも不可能であるため,連接部床の色を変えることで,走行中に立た ないよう注意喚起に努めているところです。
2. 9600形車両は低床化実現のため,座席下の空間に機器類を収納してい る(車椅子の固定が可能な跳ね上げ式の座席を除く)ことから,座席長 さの調整が出来ません。そのため,座席幅の縮小による立席数の増加は 見込めないことをご理解願います。
また,500形等のような丸みを帯びたデザインを取り入れ,新造車両を作成するためには,車体の金型の新規設計・製作,もしくは職人による板金作業が必要となり,大幅にコストが上がるほか,工期も長期化するため,実現は難しいものと考えております。 丸みを帯びたデザインの車両の保守管理を徹底することで,古い車体ではありますが,安全に運行し,安心してご利用いただけるように努めて参りたいと考えております。
担当部課名
企業局交通部施設課
回答月日
平成30年9月20日