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函館市の雪対策(エネルギーの展望)

公開日 2017年12月25日

更新日 2019年02月27日

回答

受付月日

平成29年12月8日

ご意見等要旨

理由:雪は毎年降るが、去年と本年家の前の除雪が1回も回ってこなかった。雪国にとっては切実な問題であり、例えば同じ雪国出身の元首相の田中角栄氏は、雪が降ったら雪を除雪するという法律があればこそ予算が付き、それで実行できるしくみである。しかし、予算といえども無限ではなく、限りがありますのでどうすればいいのか。 

対策:別の方法として、例えば、①雪が降ったら除雪という概念ではなく、溶かすという所に着眼すれば、岩手県の盛岡市の例では、市内の道路の中に熱線を入れて溶かすという方法で随分前から行われていました。しかし、予算と言えばすぐにとはいかず、勿論、それに類するという予算の獲得はあっても、当てはめても出来ない事も又、事実でしょう。②それでは、函館なりの物と言えば、温泉というものがあり、しかも、どの都市よりも多いので使用しないという理由はないですね。③他の物というと、風力発電ですが、風が吹かなければ、又、羽根が飛べば(破損)ただの鉄塔にしかならず、ソーラーパネルは冬にはなじまず、近所迷惑になります。④温泉の湯であれば、雪も溶けるでしょう。

実施:お湯(温泉水)に工夫して溶かすには、事業者及び工学の学生諸志に実験、実証させ、イベント化(発明展)をして、広く広報を実施して、出来のよいものを採用し、それを商品化する。各地の道路の悪い箇所にドローンを飛ばし、いち早く情報を発信し、事故の防止にもなるので、除雪費用とよく比べて考えれば、費用対効果で実施に前向きになれるのではないか。

 

市の回答

市が行う道路の除雪につきましては、除雪対象路線をその重要度により、1種から3種までの除雪路線、その他生活道路の4つに区分し、上位路線から必要に応じて、実施しているところであります。

また、機械による除雪や融雪剤散布とあわせて、急な坂道や交差点などに限定して、電気やガスなどを熱源としたロードヒーティングによる融雪を行い、冬季の通行の確保を図っているところです。

しかし、ロードヒーティングは、整備費や稼働に伴う維持管理費が多額になることから、現在は新設を行っていない状況でございます。

ご提案の温泉を利用した融雪については、自然エネルギーを活用することで、ランニングコストに優れるものと思われますが、すでに温泉資源の枯渇が懸念される源泉もあるなど、温泉資源保護が求められているなか、融雪への新たな利用はできないと考えております。

また、ホテルや旅館などからの温泉排水の利用についても、各施設への集水管の設置など整備には多額の事業費を要することから、困難であると考えております。

ドローンを使った道路情報の発信につきましては、法規制や路面状況の把握がどの程度可能であるか精査していく必要があるため、早急の実用化は難しいと思われますが、今後、他都市の取り組み状況を参考にしていきたいと考えております。

 

担当部課名

土木部道路建設課・維持課・施設管理課

 

回答月日

平成29年12月25日

お問い合わせ

企画部 広報広聴課
TEL:0138-21-3630