公開日 2017年10月12日
更新日 2019年02月27日
回答
受付月日
平成29年10月5日
ご意見等要旨
盛岡・仙台・八戸・酒田などの各地では市街地に100円定額のバスが走っている。
函館市は多くの観光客が訪れるのに、バスの運賃が高く、市民にとっても便利なものではない。
市街地に100円バスを走らせれば、観光客にとっても市民にとっても便利になる。
100円バスが実現できない理由としては財政難等があるのだろうが、ふるさと納税を活用すればよいのではないか。
函館市基本構想(2017~2026)中に「公共交通の再編」を掲げるように、人・物をコンパクトに集約すれば、100円バスの運行がより効果的となる。
交通の便がよくなれば、市民と観光客の交差が増え、市民からも協力を得やすくなり、スケールメリットが生じ、不可能ではなくなるだろう。
市の回答
市内の路線バス事業者である函館バス株式会社では、元町・ベイエリア周遊号、市立病院・五稜郭循環バス等、観光地や市民生活に必要な地域において、均一料金制(210円または300円)のバスを運行しております。
これらの路線の一部につきましては、過去に一乗車100円の定額運賃で運行しておりましたが、利用者数の減少に伴い収支が悪化したことから、学識経験者や関係団体等で構成される函館市生活交通協議会に運賃の見直しを諮り、210円の均一料金としたものであり、現在は多くの方に御利用いただいているとお聞きしております。
一方、市内の路線バスについては、平成2年から22年までの20年間で、利用者が約3分の1にまで減少するなど、将来的な公共交通の存続が危ぶまれることから、公共交通を持続可能なものとするため、市およびバス事業者では、まずはバス路線網自体について効率的でわかりやすいものにするべく、函館市生活交通協議会の意見を伺いながら、路線網の再編を検討しているところであります。
このため、運賃については今後の検討事項となりますが、路線網の再編後には、収支の採算性を見極めつつ、均一料金制などの導入についてもバス事業者と協議を行って参りたいと考えております。
お寄せいただいた御意見につきましては、バス事業者へお伝えするとともに、今後の参考とさせていただきますので、御理解のほどお願いいたします。
担当部課名
企画部計画推進室政策推進課
回答月日
平成29年10月12日