公開日 2017年08月28日
更新日 2019年02月27日
回答
受付月日
平成29年8月9日
ご意見等要旨
函館市全体の赤字及び借金を簡単に説明してほしい。
市の回答
地方公共団体の財政状況を統一的な指標で明らかにし、財政の健全化や再生が必要な場合に迅速な対応を取ることを目的とした「財政健全化法」により、地方自治体は、財政状況を客観的に表した4つの指標である健全化判断比率(①実質赤字比率、②連結実質赤字比率、③実質公債費比率、④将来負担比率)を算定し、毎年度、決算確定後に議会へ報告し、かつ、公表することが義務付けられております。
この指標を用いて、この度のご意見についてご説明いたします。
<赤字について>
地方公共団体全体の赤字の大きさを示す指標としては、②の連結実質赤字比率が該当いたします。
函館市の平成28年度決算においては、黒字となっており、国が示す早期健全化基準である16.25%を下回っております。
なお、国民健康保険事業・自転車競走事業・病院事業の3会計については合計で約19億円の赤字となっているものの、それ以外の会計が合計で71億円の黒字であるために、函館市全体の収支は約52億円の黒字となっております。
<借金について>
地方公共団体が背負っている借金が、その地方公共団体の標準的な年間収入の何年分であるかを示す指標としては、④の将来負担比率が該当いたします。
函館市の平成28年度決算においては、62.9%であり、国が示す早期健全化基準である350%を下回っております。
また、函館市全体の借金の残高は、10年前と比べて約440億円減少し、平成28年度末では約2,401億円となり、今後も減少していくものと考えております。
◯ なお、函館市では、市の財政状況を下記により公開しております。
(参考)
1.「函館市の台所事情」URL
http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2014022800706/
2.普通会計で見る「函館市の財政の現状」URL
http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2014022800713/
3.「健全化判断比率・資金不足比率」URL
http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2014022800638/
担当部課名
財務部財政課
回答月日
平成29年8月28日