公開日 2017年06月05日
更新日 2019年02月27日
回答
受付月日
平成29年5月22日
ご意見等要旨
いつも路面電車を利用しており、大変お世話になっております。ありがとうございます。
さて、料金の割引について疑問を感じておりますので申し上げます。時間帯にもよるのかもしれませんが、わたくしが利用する際に目につくのは、旅行者を除けばほとんどの乗客が何らかの割引対象になっている人たちばかりではないかということです。大変失礼ですが、下車時の支払いの様子を見ていればわかります。
こうした状況は、適切な料金設定が行われていないことの現れではないでしょうか。割引制度は、大半の人が正規料金を払っている状況で、収入の余力をもって行われるべきと思いますが、大半の人々が正規料金を支払わない状況というのは正常ではないように思われます(もちろん、通勤客のようなお得意さんが一度に料金を支払って割引してもらうことは問題ないと思います)。もし、財政的に厳しいのであれば、割引制度は当然取りやめるべきですし、財政的に余裕があるのであれば、正規料金を引き下げた上で、割引を廃止するべきではないでしょうか。
社会的弱者に対する配慮は必要であると思いますが、正規料金を支払う人たちが極端に少ない状況で、その人たちだけに正規料金を求めるというのはいびつな制度ではないかと思います。つまり、実質的には、勤労者や勤労者が扶養する主婦に対する割増料金制度になっているといえるのではないでしょうか。正規料金の支払いがあってこそ公共交通は維持されるはずであり、勤労者がいてこそ弱者ははじめてその恩恵にあずかれるのですから、ただちに現行の割引制度を変更できないとしても、せめて正規料金支払対象者に対する何らかの配慮をしていただくこともご検討いただけないものでしょうか。半ば冗談ですが、シルバーシートならぬ、正規料金支払者優先のゴールドシートでも設置してほしいものです。
市の回答
いつも市電をご利用いただきましてありがとうございます。
乗車料金につきましては、身体・知的障害者の方等を対象として半額割引としており、その他の方は正規の料金をお支払いいただいているところでございますが、割引対象者の範囲は他事業者とほぼ同等と考えております。
なお、高齢者、身体・知的障害者および精神障害者は、専用の乗車カードを購入していただく際、市より対象者に対し助成がございます。
担当部課名
企業局交通部事業課
回答月日
平成29年6月5日