公開日 2017年05月15日
更新日 2019年02月27日
回答
受付月日
平成29年5月2日
ご意見等要旨
要旨①
・産業道路の混雑に対し、新外環状道路の整備では効果が薄いため、 モノレールや地下鉄を作ってほしい。
・通勤通学等の利便性が高まるほか、貨物輸送にも活用できる。
・現在のバスは定時運行等に課題があり、自家用車が使われている。
・もっと公共交通を使おうと思ってもらえるような街づくりが大切。
要旨②
・函館駅前から亀田支所、赤川方面に地下鉄を作ってほしい。
・この区間は市内交通のボトルネックになっている。
・地下鉄にすれば天候に左右されず、利便性が確保できる。
・利便性の向上は人口減少対策にも繋がる。
市の回答
通称産業道路や赤川通の一部区間におきましては、ご指摘のとおり、時期や天候によっては渋滞が発生しています。
現在、市内の交通渋滞緩和のため、函館新外環状道路の整備が進められておりますが、従来、夏期29分、冬期43分を要していた函館インターチェンジ~函館空港間の通行にかかる所要時間は、平成32年度に予定されている全線開通後には、通年で10分にまで短縮されるものとされています。
これにより貨物輸送等が新外環状道路へ移行されれば、産業道路および周辺道路の渋滞が緩和され、商業施設等の利用者にとっても利便性が向上することが期待されています。
バス・市電をはじめとした函館市の公共交通につきましては、自家用車の普及や道路網の整備とともに人口減少が進むなか、利用者の大幅な減少が進んでおり、このままではさらなる減便や路線の廃止など、市民生活に必要な公共交通の確保が難しくなることが懸念されています。
将来にわたる利用者の大幅な需要拡大が見込まれない中、ご提言の地下鉄やモノレールの建設は多額の費用を要するものであり、また、人口減少時代において、将来的にコンパクトな市街地の整備が求められることから、その実現は困難であります。
現在、函館市では、効率的で誰もが利用しやすい公共交通網の形成を目指し、平成27年11月に策定した「函館市地域公共交通網形成計画」に基づいて、今年3月には全国相互利用可能なICカード「イカすニモカ」を導入し、料金精算の煩わしさを解消するとともに、乗降の円滑化による定時性の確保を図ったほか、より分かりやすく利用のしやすいバス路線網の再編などに取り組んでいるところです。
今後とも公共交通の利便性の向上および利用促進に努めてまいりますので、ご理解くださいますようお願いいたします。
担当部課名
企画部計画推進室政策推進課
回答月日
平成29年5月15日