公開日 2017年03月03日
更新日 2019年02月27日
回答
受付月日
平成29年2月8日
ご意見等要旨
函館市の第三セクターである函館山ロープウェイ(株)は昨年2度も事故を起こし、負傷者・死亡者を出している。
函館観光の旗艦企業による重大事故であり、市の責任は重いと考えるが、なぜ市は北海道運輸局鉄道部や警察の捜査とは別に独自の調査をしないのか。
市は事故に対する責任感、観光業への影響に対する危機感、率先して安全管理や再発防止を促す使命感はないのか。また、事故で亡くなった従業員の遺族に対する補償などについての見解はないのか。
市の回答
函館山ロープウェイでの人身事故については、市としても観光客や観光関連事業者に大変なご迷惑をおかけしたこと、そしてなにより従業員の方が亡くなられたことを大変残念に思っております。
函館山ロープウェイ(株)では、12月11日の事故発生後、索道事業を管轄する国土交通省北海道運輸局をはじめ、函館西警察署や函館労働基準監督署の現場検証や聞き取り調査を受けたとともに、社内に事故再発防止対策委員会を発足させ、事故原因の解明と早期再発防止体制の確立を図るための恒久対策の策定作業を北海道運輸局の指導を仰ぎながら進めております。
12月18日の運転再開にあたっては、緊急安全対策を策定し、運行中に危険のある作業を行わないことなどを定め、社内の教育・指導を行うとともに、臨時検査を実施し走行装置に異常がないことを確認しております。
市といたしましては、函館山からの夜景は函館観光の主力のひとつであり、ロープウェイは冬期間の函館山山頂への唯一の交通機関であることから、その運行については、本市の観光振興にとって重要であると考えております。
そのため事故発生直後より、函館山ロープウェイ(株)から事故の経緯や今後の対応の報告を受け、適法・適切な対応と早期の運行再開、事故原因の解明、再発防止策について求めております。今後もより厳重な安全体制の確立を求めつつ、連携して函館市の観光振興に努めてまいりたいと考えております。
また、亡くなられた従業員のご遺族に対しましては、お悔やみ申し上げるとともに、賠償などについては、現在、ご遺族と函館山ロープウェイ(株)で協議しております。
担当部課名
観光部観光企画課
回答月日
平成29年3月3日